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HDL機能と循環器疾患の関連についてのコホート(追跡)研究

研究責任者

国立循環器病研究センター研究所病態代謝部 小倉正恒

研究期間

平成26年9月29日から平成28年3月31日

HDLコレステロールは善玉コレステロールといわれ、HDLコレステロールが低いと急性心筋梗塞にかかりやすくなることが知られています。しかし、最近ではHDLコレステロールの値(量)ではなくHDLコレステロールとタンパク質などで構成されるHDLの機能(質)がより重要ではないかと考えられてきました。HDLの機能(質)には血管の中にある動脈硬化の部分からコレステロールを引き抜いて肝臓に戻して分解してくれる「コレステロール引き抜き能」や、体の錆びである酸化を抑える「抗酸化能」などがあります。これらのHDLの機能(質)を測定し、循環器疾患の発症との関連を見ることは、今後、わが国の循環器疾患の原因を明らかにする上で非常に重要であると考えられます。

今回、吹田研究の参加者のうち、平成6年度に採血し、凍結保存されている血清・血漿を用いてHDLの機能(「コレステロール引き抜き能」と「抗酸化能」)を測定します。そして、どのような人がHDLの機能が良いか、HDLの機能と生活習慣やこれまでに測定した検査データとの関連、HDLの機能と循環器疾患の発症・死亡との関連などを明らかにしたいと考えています。

ただ、HDLの機能については、現在、医学的な評価が定まっておらず、診療や健康管理に役立つものではありませんので、今回の測定結果を個々にお返しすることは致しません。

この研究では、対象となる皆様の個人情報を匿名化し、厳重に保護した上で、測定および解析を実施致します。集計結果が学術論文や学会、新聞等で公表されることがありますが、個人が特定される形で情報が公表されることはありません。

平成6年度に旧国立循環器病センター集団検診部で健診を受けられた方が、今回の研究対象となります。該当する方で、この研究についてご質問がある場合や研究協力の拒否を希望される場合には、お手数ですが、予防健診部(電話06-6170-1070内線)まで、ご連絡下さいますようお願い申し上げます。

研究担当者

国立循環器病研究センター研究所 病態代謝部 小倉正恒 斯波真理子
国立循環器病研究センター病院  予防健診部 渡邉 至  宮本 恵宏

最終更新日 2018年12月18日

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