脳血管リハビリテーション科
診療科等の概要
I. 診療体制
脳血管リハビリテーション科は、急性期脳卒中患者さんへのリハビリテーションや全科からの廃用症候群(長期間の安静によって身体能力が極めて低下した状態)の患者さんに対するリハビリテーションを行っています。現在(2026年3月)の体制は、横田医長(脳血管内科併任)、セラピスト26名(理学療法士15名、作業療法士6名、言語聴覚士5名)、非常勤看護師1名、研究補助員(非常勤)1名の計29名です。
リハビリテーションは、医師の指示によって療法士(セラピスト)が行います。セラピストには、理学療法士 (PT: Physical Therapist)、作業療法士(OT: Occupational Therapist)、言語聴覚士(ST: Speech Therapist)の3つの職種があり、役割は次の様に分担されています。理学療法士は、起き上がる、座る、立つ、歩くなどの生活をする上で基本となる動作能力の向上、獲得のための運動や練習を行います。作業療法士は、ご飯を食べる、トイレに行く、着替えをする、歯を磨く、字を書くなどの日常動作の能力向上、獲得に向けて作業を取り入れた練習を行います。言語聴覚士は、聞く、話す、読む、書くなどの言語機能や嚥下機能の障害を持った患者さんの評価を行い、必要な練習や助言をします。
II. 当科の取り組み
脳卒中によって脳が障害を受けると、発症前と同じまたは近い動きができるよう、脳組織の構造や機能、神経線維の結合の再編がおこることが知られています。こうした変化(神経可塑性)は、脳卒中発症後より生じ、3ヶ月程度続くとされますが、発症直後は、特に神経可塑性が高まる時期と考えられています。一方、脳卒中リハビリテーションは、急性期病院での入院期間が短期間なこともあり、主には回復期病院にて集中的に行われています。私たちは、病状に応じた発症早期からのリハビリテーション実施体制を整えれば、効果的な機能回復による、高い機能獲得が期待できるのではないかと考えました。現在、私たちは診療科(脳血管内科、脳神経内科)と協同し、薬物・カテーテル治療とリハビリテーションを一体化させた新たな急性期脳卒中診療として「脳卒中強化リハビリテーション」と「フレイル予防ネット」に取り組んでいます。詳細は「さらに詳しく」をご覧ください。
最終更新日:2026年03月31日