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肺循環科

診療科等の概要

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肺循環科の概略

人間の血液のめぐりには、全身の血液循環である「体循環」と、酸素と二酸化炭素を交換する「肺循環」の2つの循環システムがあります。

一般的に循環器疾患として良く知られる心筋梗塞、狭心症、脳梗塞といった疾患は「体循環」の病気ですが、呼吸という生命維持に必須の役割である「肺」に関係した血管系である「肺循環」には、通常の検査では原因がわかりにくい息切れの症状をきたし、日常生活や命に影響する危険な病気がおこることがあります。

その代表的な病気が「肺高血圧症」(クリックすると国循の疾患説明サイトに飛びます)です。
(それ以外の病気は下に記載しています)。

国立循環器病研究センターの肺循環科は、このような肺循環の病気の制圧を目指して当センター設立時に創設された日本でも唯一の先駆的な科です。
当科は、肺循環(肺高血圧症、静脈血栓症、成人先天性心疾患、様々な肺血管や静脈血管の病気)の分野の診療・研究において日本の中心的役割を果たしてきました。
当科はこれらの疾患において日本で最も多くの患者さんが全国から受診され、肺循環のあらゆる治療を受けることのできる施設です。

このような肺循環の病気は今でも専門家や専門施設は限られており、患者さんからの肺高血圧症かもしれないが診断がついてない、静脈の病気と言われた、治療が難しいと聞いている など様々な悩みを聞くことがあります。当科は日本でも稀な唯一の肺循環、肺高血圧の専門の科です。肺循環、肺高血圧疾患で診断、治療でお困りの方は受診ください。

当科の診療では以下の4つの疾患がありますので、当科での対象疾患は以下にお示しします。それぞれの疾患をクリックするとそれぞれの疾患の説明に飛びます。
肺高血圧症全体の説明に関しては、国循の病気についてというコーナーでも説明しております。(クリックすると国循の疾患説明サイトに飛びます。)

対象疾患

  1. 肺高血圧症(肺動脈性肺高血圧症、慢性血栓塞栓性肺高血圧症など)
  2. 静脈血栓塞栓症(急性肺塞栓症、深部静脈血栓症)
  3. 成人先天性心疾患(心房中隔欠損症、卵円孔開存による脳梗塞、心室中隔欠損症、など生まれつきの心臓や血管に関連する病気)
  4. その他肺血管疾患(オスラー病などの遺伝性毛細血管拡張症、肺動静脈奇形(瘻)、肺動脈腫瘍、等)

    以上の疾患以外でも気軽にお尋ねください

施設認定

  • ASD(心房中隔欠損症)閉鎖栓施行施設(CVIT)
  • BPA (肺動脈バルーン形成術)(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)指導、施行施設
  • AMPLATZER PFO閉鎖栓を用いた経皮的卵円孔開存閉鎖術実施施設

キーワード

肺高血圧症、静脈血栓症、急性肺塞栓症、深部静脈血栓症、成人先天性心疾患、遺伝性毛細血管拡張症、肺動静脈奇形(瘻)、肺動脈腫瘍

患者さんからの肺高血圧症、肺循環疾患インターネット相談

患者さんやその家族から一般的な肺高血圧症や肺循環疾患等の当科に関係した疾患の相談をしたい場合は下記アドレスにメールをお願いします。

患者さんからの肺高血圧症インターネット相談用メールアドレス

インターネット相談の注意事項

各種の肺高血圧症は予後不良・難治性で症例数も少なく、その大半は難病に指定されています。本症は欧米では各国各々で1~2カ所の専門施設で集中的に治療が行われています。我が国では治療担当施設が法的に限定されている訳では有りませんが、実質的には肺高血圧症治療を専門的に行っている施設は数カ所に限られ情報も少ないのが現状です。そこでこのような現状にお困りの肺高血圧症の患者さんのためのインターネットでの相談を行っています。肺高血圧症の症状・治療の疑問、一般的な事項、専門医に受診した方がよいかなど可能な限り相談に乗りたいと思います。質問、相談等ございましたら上記の電子メールに連絡して下さい。

インターネット上では診療はできませんので個人的な治療の相談等の診療行為にあたるような内容はお答えを差し控えさせていただきます。その場合、セカンドオピニオンとして当肺循環科を受診することもできます。受診希望の時もメールに相談して頂ければ、初診外来を受診して頂けるように手配致します。

このメールは緊急受診等には対応していませんので、返事には時間を要する場合がありますことをご了承ください。また最近せっかくメール相談を頂いていても返信がブロックされておりメールが返ってくる場合があり返事が届いていない場合がありますので返事をブロックされないような設定にしていただければ幸いです。また返事が返ってきていない場合はブロックしている可能性がありますのでメール設定をチェックしていたくようにお願いいたします。

最終更新日:2024年07月12日

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