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心血管リハビリテーション科

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心臓リハビリテーションとは

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急性心筋梗塞や心不全など心臓病を発症し入院すると、心臓の機能低下に加えてしばらく安静を強いられるため、体力が低下します(身体的要因)。さらに心臓病を突然発症したことで、今後活動や運動をどの程度までしていいのかわからない、という強い不安感が生じます(心理的要因)。また、心臓病を一度発症した患者は、同じ病気を再度発症する危険性が高いため、再発予防への取り組みが非常に重要となります。
心臓リハビリテーション(心リハ)は、心臓病発症により低下した体力を運動療法で回復させて自信を取り戻し、さらには心臓病が再発しないよう予防法を学び実践していくための、5ヶ月間の治療プログラムです。

心血管リハビリテーション科の概要

心血管リハビリテーション科では、心血管疾患患者の運動耐容能改善、QOL向上、再発予防、社会復帰をめざし、運動療法、患者教育、生活習慣指導、疾病管理、カウンセリング等から成る、包括的心リハプログラムを実施しています。
2019年7月開設した新病院の7階心血管リハビリテーション室は、1周80mのトラックを含む約1400m2の非常に広い運動スペースを有し、個別療法スペースと集団療法スペースがあります。心リハ開始時は安全性を重視し、医療スタッフの監視と指導のもと、個別療法スペースでトラック歩行、自転車エルゴメータ、低強度レジスタンストレーニングを組み合わせて実施します。運動療法が安全に実施できることが確認されれば、集団療法スペースに移動し、健康運動指導士の指導によるエアロビクスを含めた運動療法を継続します。
5ヶ月間の心リハプログラムの開始時と終了時には、血液検査、心肺運動負荷試験(CPX)、筋力検査、QOL評価などを実施して、心リハ効果が確認されるとともに、効果と安全性のバランスから、患者ごとに最適な運動量や強度が設定されます(運動処方)。
心リハの目的として、運動療法に劣らず重要なのは、疾患再発や再入院の予防を目指した患者教育と疾病管理です。当科では、医師や看護師による個別生活習慣指導と、多職種による集団講義(心臓病教室)により、綿密な包括的疾病管理を実施しています。
ぜひ心疾患の方は、再発予防プログラムである、心リハを活用しましょう。

心血管リハビリテーション室

施設認定

日本心臓リハビリテーション学会認定心臓リハビリテーション研修施設

最終更新日:2024年02月27日

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