脳血管内科
対象疾患・治療法
一過性脳虚血発作は、早期に完成型脳梗塞を発症する可能性が高い
一過性脳虚血発作は、早期に完成型脳梗塞を発症する可能性が高い
一過性脳虚血発作(TIA)は、一過性の脳虚血に伴い、短時間のみ神経症状が生じ、通常24時間以内に症状が消失する病態です。TIAは脳卒中の前触れ発作ともいわれ早期に完成型脳梗塞を発症するリスクが高く(TIA発症後90日以内に15~20%、うち半数が2日以内)、専門医療機関での迅速かつ適切な診断・治療が必要な疾患です。海外では24時間体制でTIAを受け入れる新しい救急診療体制を構築し、TIAを発症早期に診断・治療を行うことにより、その後の脳梗塞発症リスクが劇的に改善することが相次いで報告されています。TIAを疑えば、可及的速やかに発症機序を確定し、脳梗塞の発症予防のために治療を直ちに開始しなくてはいけません。
当院では、早期に完成型脳梗塞を発症するリスクが高いTIAに関して、24時間体制で対応いたします。
TIAと診断される患者、TIAが疑われる患者、TIAかどうか相談したい患者など、ご連絡、ご相談いただければ、必要な検査を行い、TIAの診断がつけば、適切な治療を開始します.
最終更新日:2024年09月27日