医療人の育成
中央診療部門(精神神経科)専門修練医コース 研修内容
研修内容
Ⅰ.臨床
<循環器病患者の精神科診療>
入院患者、特に循環器病患者について、各種指針に準じた治療だけでなく⾼度治療に従事し知識と実践に重点を置いた修練を⾏う。
<主な検査・治療技術>
入院患者における循環器病症例の精神医学的評価及び治療の基本的技術に加え、新しい知識とより⾼度な技術の習得
1.各循環器病患者における精神症状評価および治療に必要な精神療法や薬物療法等、診療技術の習得
2.重症心不全・心臓移植患者の治療選択における意思決定能力や精神状態等の評価及び意思決定支援に必要な診療技術の 習得
3.集中治療領域患者や周術期患者における精神症状の評価及び治療に必要な診療技術の習得
4.緩和ケアチーム、リエゾンチーム活動における、身体科医師やパラメディカルと協働するために必要な身体疾患に関する医学的知識・コミュニケーション能力の深化
5.職員のメンタルヘルスに関する理解
Ⅱ.臨床研究
希望に応じて、専⾨的知識をもって精神医学に関わる臨床研究に従事し、成果発信を積極的に⾏っていく(日本精神神経学会、⽇本総合病院精神医学会総会など)。
学会発表
①国内の学会 (日本精神神経学会、⽇本総合病院精神医学会総会など)でのポスターあるいは⼝述での発表を⽬標とする。
②指導医の下、抄録、ポスターや⼝述演題スライドの作成を⾏う。
論⽂作成
英⽂・和⽂の論⽂作成を指導医の下で⾏い、海外誌への投稿を⽬指す。
Ⅲ. 業務など
身体科からのコンサルテーションを通じて多彩な症例を経験し、リエゾン活動やチーム医療についても、上級医の指導のもと⾏う。また各種カンファレンスに参加する。当直オンコールはなし。
Ⅳ.回診・カンファレンス等の週間スケジュール
毎日 リエゾンチームカンファレンス
週1回 リエゾンチーム回診
週1回 緩和ケアチームカンファレンス・回診
不定期 症例検討会、リサーチミーティング、英⽂雑誌抄読会、指導医による講義
最終更新日:2023年05月12日