医療人の育成
令和6年度 レジデント・アウォード受賞者コメント
ベスト専門修練医
最優秀賞:池江 隆志(心臓血管内科)
このたびは、専門修練医レジデントアワード最優秀賞に選出いただき、誠にありがとうございます。日頃よりご指導いただいております不整脈科の先生方をはじめ、他科の諸先生方、コメディカルの皆さまに、感謝申し上げます。
この2年間、国立循環器病研究センターで専門修練医として勤務するなかで、アブレーションやデバイス治療を中心に非常に多くの貴重な症例を経験させていただきました。こうした臨床経験を通じて、他病棟や他職種との関わりも自然と増え、チーム医療の重要性を日々実感することができました。また、日頃学んでいる不整脈に関する知識が、当直帯の緊急対応など実臨床の場面でも大いに役立つことを体感し、不整脈診療の奥深さと実践的な意義をあらためて認識しました。
今回の受賞を励みに、今後もより一層精進し、一人でも多くの患者さんの診療に貢献できるよう努めてまいります。
優秀賞:中村 暢洋(心臓血管内科)
この度は、このような栄誉ある賞を賜り、誠に光栄に存じます。尊敬する先生方にご指導いただけた2年間は、私にとってかけがえのない学びと成長の期間であり、実践を通して循環器診療を深く理解する貴重な機会となりました。特に、不整脈分野においては、幅広い知識や先端治療技術に触れる中で、治療に対する真摯な姿勢や多角的な対応を身につけることができ、今後の診療に大いに活かす所存です。これまでの経験を礎に、一人でも多くの患者様に安心と最善の医療を提供できるよう、日々精進してまいります。最後に、温かいご指導を賜りました全てのスタッフの先生方、看護師や臨床工学技士の皆様、そしてともに学ぶことができた専門修練医の皆様、常に支えてくださった家族に心より深い感謝の意を表し、この賞をさらなる飛躍への励みとして邁進していく所存です。
準優秀賞:樗木 祥子(心臓血管内科)
この度はこのような大変名誉ある賞に選出して頂き、大変光栄に存じます。この受賞は、私一人の力ではなく、臨床・研究にわたりご指導いただいた先生方、また共に働く仲間やご支援くださった全ての方々のおかげであると深く感謝しております。私は2年前に国立循環器病センター不整脈科に入職し、本格的に不整脈治療の勉強を始めました。最初は分からないことが多く、不安でしたが、指導熱心な上司の先生方の元、少しずつ自分でもできることが増え、不整脈領域の面白さを実感できるようになりました。またコメディカルの方々にも助けて頂き、日々楽しく充実した日々を過ごすことができました。今後も患者様・職場の皆様のお役に立てるように精進して参ります。引き続きご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。重ね重ね、この度は受賞させていただきありがとうございました。
準優秀賞:新垣 慶人(脳神経内科)
この度は、このような賞をいただき、大変光栄に思います。
脳血管部門の先生方とコメディカルの皆様には、この場を借りて深く御礼申し上げます。専門修練医としての毎日は忙しく、大変なこともありましたが、それ以上に多くの学びがありました。医師としての力を高める貴重な経験ができたと思います。これまで取り組んだことがなかった研究活動も、手厚いご指導のおかげで大きく前進することができました。今後、世界的に脳卒中患者の増加に加え、脳卒中生存者の増加が見込まれています。こうした状況の中で、これまでの経験を活かし、脳卒中の発症予防、治療、そして後遺症への対応を含め、脳卒中の制圧に貢献していきたいと考えています。
また、この賞に恥じぬよう、今後も研鑽を積んでまいります。引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
奨励賞:櫻井 啓暢(心臓血管外科部門)
この度、専門修練医奨励賞をいただき、誠に光栄に思います。多くの方々からご指導いただきながら、日々の研鑽を重ねてきた結果として、このような評価をいただけたことに心から感謝しております。仲間とともに切磋琢磨してきた経験は、私にとって貴重な財産です。今後も、技術の向上に努めるとともに、心身ともに健康な医療人として、最善の治療を提供できるよう、さらなる努力を重ねてまいります。この賞を励みに、一層の精進を続けていきますので、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
奨励賞:永友 克己(移植医療部)
この度は栄誉ある賞に選出いただき、誠に光栄に存じます。この1年間で、心原性ショックに対して機械的補助循環を用いての心不全治療、心臓移植、Destination Therapy適応の検討、心臓移植後の管理など様々な経験を多く積むことができました。その中で、上級医の先生方のご指導と多職種の医療スタッフの支えがあったからこそ、今日の成長があると深く感謝しております。この経験を通して、心不全診療における幅が非常に広がり、治療の選択肢が広がったことは今後循環器内科医人生としての貴重な財産になると思います。今後、補助人工心臓/心臓移植医療は更に普及していくことが考えられ、引き続き精進していきたいと思います。
奨励賞:込山 和毅(脳神経外科)
この度は専門修練医奨励賞を受賞することができ、大変光栄に思います。
日々の診療において、多くの方々のご指導・ご支援を賜りながら成長できる環境に身を置けることに、心より感謝申し上げます。また、診療を支えてくださる病院スタッフの皆様なくして、私たち医師は最善の医療を提供することはできません。看護師の皆様の的確なケア、技師の皆様の確かな技術、薬剤師の皆様の専門的知識、リハビリスタッフの皆様の細やかな支援——そのすべてが患者様の回復に欠かせない要素であることを実感しています。
この受賞を励みに、さらなる研鑽を積み、患者様にとって最良の選択を提供できる医師を目指してまいります。今後も医師・メディカルスタッフの垣根を越えたチーム医療の力を大切にしながら、皆様とともに成長していきたいと考えております。引き続き、ご指導・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
奨励賞:渡辺 勇人(麻酔科)
専門修練医奨励賞を賜りました、麻酔・集中治療科の渡辺勇人と申します。このたび、このような栄誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。受賞の知らせを聞いたときには大変驚きました。しかし、これはひとえに、日頃よりご指導くださる指導医の先生方をはじめ、多くの皆様のご支援の賜物であります。心より感謝申し上げます。当院に赴任してからの月日を振り返ると、今日の自分があるのは、皆様からいただいた貴重なご縁と温かいご支援のおかげであると、改めて実感しております。
2023年8月に初めて当院を見学し、同年12月より勤務を開始いたしました。「循環に強い麻酔・集中治療科医になる」という目標を胸に、愛知から大阪の地へ参りました。以来、非常に質の高い臨床の現場に身を置くとともに、最先端の臨床研究に触れる機会をいただき、日々研鑽を積んでおります。特に、自身の課題と感じていた学術活動の能力を、臨床能力と並行して鍛錬できるこの環境は、私にとって何よりも貴重であり、大変恵まれたものであると実感しております。
今回の受賞を励みに、これからもこの素晴らしい環境で学び続けられる幸せを噛みしめながら、一層精進してまいります。引き続き、皆様の変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
ベストレジデント
最優秀賞:乾 涼磨 (脳血管内科)
このたびは、栄誉あるベストレジデント最優秀賞をいただき、大変光栄に存じます。研修を通じてご指導いただいた先生方、日々の診療を支えてくださったコメディカルの皆様に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。レジデントとしての3年間は、脳血管障害の臨床と学術の両面で多くの学びを得る貴重な時間でした。研修期間中に脳神経血管内治療専門医を取得することができ、実際に血管内治療を実施する中で、脳卒中急性期治療に対する理解を一層深めることができたと感じています。また、全国から集まる優秀な仲間と互いに切磋琢磨し、励まし合いながら成長できたことは、何にも代えがたい財産です。そして、研修を支えてくれた家族にも深く感謝いたします。
今後さらに脳卒中医療の発展に貢献できるよう精進してまいります。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
優秀賞:村山 友梨(小児循環器内科)
この度はレジデントアウォードにご選出いただき、大変光栄に存じます。2年前に国循に来てから、今までには経験した事のない数の様々な小児循環器疾患に触れて学ばせていただき、本当にあっという間でした。得ることのできた知識を用い、患者様に還元できるように努力してまいります。日頃より沢山ご指導賜りました各科指導医の先生方、メディカルスタッフの皆様、共に支えあってきたレジデントの皆様に心より感謝申し上げます。ご縁があり来年度以降も国循で勤務させていただく事になりましたので、今後ともよろしくお願いいたします。
準優秀賞:高島 悟(小児循環器内科)
この度、ベストレジデント準優秀賞を受賞させて頂きました、小児循環器科 レジデント2年目の高島悟と申します。医師10年目(2023年)より国立循環器病研究センターで研修をさせていただき、小児循環器科としての業務以外にも、国立病研究センターとしての在り方など新しく学ぶこと、知ることが多く、とても身になる研修生活を送ることが出来ました。熊本大学病院 小児科医局から、国内留学という形式で研修させて頂いており、2年間という短期期間での研修ではありましたが、最後にこのような賞を頂きとても光栄であると思っております。2025年度からは熊本市民病院での勤務を予定しており、国立循環器病研究センターで学んだことを糧に、熊本という地で少しでも医療への貢献が出来れば良いと考えております。最後になりますが、2年間大変お世話になりました。
奨励賞:中溝 雅也(心臓血管外科部門)
この度はレジデント奨励賞に選出いただき大変光栄に思います。心臓血管外科医としての基礎を学ぶという目的のもと、昨年4月に国循に来ました。心臓血管外科の経験が乏しく右も左もわからない中で、たくさんの方々にご指導いただき、支えられて大変有意義な1年間になったと感じております。心臓血管外科スタッフや専門修練医、レジデントの先生方をはじめ、各科先生方、コメディカルの方々にはこの場を借りて感謝申し上げます。
循環器疾患に特化したこのセンターにおける高いレベルでの診療を目の当たりにする中で、足りていないということをより強く実感するようになりました。国循でのレジデント生活は残り2年ありますので、この賞に恥じぬようさらなる研鑽を積んでいきたいと思います。引き続きご指導の程よろしくお願いします。
最終更新日:2025年06月24日