国立循環器病研究センター

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医療人の育成

令和3年度 レジデント・アウォード受賞者コメント

ベスト専門修練医 最優秀賞:戸村 暢成 先生(心臓血管内科)

この度はこのような栄えある賞に選出いただき、ありがとうございます。
日本有数のハイボリュームセンターにおけるCCU科での2年間は、とまどうことも多々ありましたが自分の成長に大きくつながった2年間でもありました。エビデンスに沿った臨床診療の大切さだけでなく、クリニカルクエスチョンに基づく研究をご指導いただけたことで、循環器の奥深さ・面白さを改めて実感することができました。
また様々なデバイスが進歩する中で医療のゴールを設定することの難しさ・コロナ禍という特殊な環境下におけるチーム医療の重要性を学べたことは、当センターだからこそと感じております。一人でも多くの患者を救えるように、この貴重な経験を今後の診療に生かすと同時に後進へ伝えていければと考えております。
最後になりますが、ご指導いただいたスタッフ・レジデントの先生方およびコメディカルの方々に深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

ベスト専門修練医 最優秀賞:藤内 康平 先生(心臓血管外科)

この度はこのような栄誉ある賞に選出頂き、大変光栄に思います。
センター心臓外科で修練したこの2年間は、質・量ともに最高の環境の中、日々無我夢中で、振り返ればあっという間に過ぎた、大変刺激的な研修でした。指導医の先生方の卓越した臨床能力、学会発表・論文作成の指導力、そして組織をまとめ上げるリーダーシップを肌で体感することができ、自分もそのチームの一員としてなんとか貢献したいと奮励することが、自分を外科医として成長させたように感じます。今後ともより一層患者様のお役に立てるよう、日々精進していきたいと思います。どうか今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。最後になりますが、受賞にあたり、ご指導頂いた指導スタッフの先生方、診療を支えてくださったコメディカルスタッフの方々、そして支え合いながらともに研鑽を積んだレジデントの先生方に厚く御礼申し上げます。

ベスト専門修練医 優秀賞:出石 礼仁 先生(心臓血管内科)

この度は選出頂きありがとうございます。これも日々指導して頂いた先生方や診療・研究に携わって下さった全てのスタッフの方々のおかげであり、感謝申し上げます。主に不整脈の修練を行った2年間でしたが、指導医の先生方には基礎から根気強く教えて頂き日々濃密な研修生活を過ごすことができ、これからの医師生活の礎を築くことができたように思います。不整脈科以外でも多くの先生と関わる機会がありましたが、診療科間の垣根が低くとても働きやすい環境でした。常に新型コロナウイルス感染症の動向を気にしながらの2年間ではありましたが、多方面に活躍されている先生方、そしてこれから活躍される同世代の先生方と共に診療に携わることができたことを嬉しく思います。今後もこのつながりを大事にさせて頂き、センターでの経験を糧に診療・研究に邁進して行きたいと思います。短い間でしたが、本当にありがとうございました。

ベスト専門修練医 準優秀賞:岩崎 陽一 先生(移植医療部)

この度は名誉ある賞をいただき身に余る思いでございます。ご指導いただいた先生方はじめ、重症心不全治療に携わっているチームの皆様に感謝を申し上げます。
私は前施設で心不全診療を中心に従事していましたが、補助人工心臓や心臓移植の経験がなく、末期心不全に対する治療の限界を感じていました。また、本邦でDestination Therapy(DT)が始まる時期でもあり、補助人工心臓/心臓移植医療を学ぶためにNCVCで研修を行うことを決めました。実際に勤務してみると、高度医療機関でも対応が困難な重症心不全症例の紹介が多く、日々治療に苦慮したり、この分野の問題点も経験しました。また、研修中にDTが保険償還されDT医療にも携われたことは貴重な経験でした。
現在、補助人工心臓/心臓移植医療は限られた施設のみでしか実施することができず、今後さらに拡大させていく必要があります。NCVCでの経験を活かして少しでも発展に貢献できればと思っております。2年間ありがとうございました。

ベスト専門修練医 準優秀賞:森永 將裕 先生(麻酔科)

この度はこのような賞をいただき光栄に思います。
この2年間は新たな発見の連続でとても刺激的な時間でした。指導医の先生方、かけがえのない同期、そして他科の先生方や手術室に携わる全てのコメディカルの方々による支えがあって今の僕があります。この場を借りて感謝申し上げます。
4月からは麻酔科スタッフとして残留させていただきます。まだまだ学びたい事は山積みですが、支えられるだけの存在ではなく責任感をもち、より良い手術室の運営や全身麻酔の遂行に貢献すべく励んで参ります。

専門修練医奨励賞:永野 祐志 先生(脳神経外科)

この度はこのような栄誉ある賞を頂き大変光栄に思います。ご指導頂いたスタッフの先生方、日々支えあったレジデントの仲間、そしてコメディカルの皆様には大変感謝申し上げます。
1年間という短い期間でしたが、一般的な疾患から希少疾患や治療に難渋する症例を集中的に学べました。毎日のカンファレンスでは、画像を細かく確認し、どのような準備が必要か、準備の不備がないかを突き詰めて検討し、日々学ぶことの多い充実した期間でした。国循での財産として、全国の優秀なメンバーと出会えたことがあります。決して楽な1年ではありませんでしたが、時には熱く、時には楽しく議論し切磋琢磨しながら過ごせました。今後の医師人生の大きな財産です。
今後は地元に戻り、ここで得られた知識や経験、人との繋がりを活かし、患者さんの治療にベストを尽くし、ここでの経験を後進へも繋いでいきたいと思います。
今後ともご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。

ベストレジデント最優秀賞:森 和也 先生(心臓血管内科)

この度はレジデント・アウォードという栄誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。
私のような未熟者が選出いただけたのはひとえに、日頃よりご指導下さっている素晴らしいスタッフの先生方、優秀な各科の専門修練医、志が高く切磋琢磨しあえるレジデントの先生方、そして日々の診療を支えてくださっている病棟の看護師さんおよびコメディカルの皆様方のおかげと思います。この場を借りて、深くお礼申し上げます。
私は循環器内科を専攻して5年目にセンターへレジデントとして来させていただきましたが、疾患に対するアセスメントが非常に専門的かつ細やかで、これまでの自分のアセスメントを反省する毎日でした。このタイミングで改めて基礎的な部分からやり直すことができたのは、これからの自分の医師人生にとって大きな財産になったかと思います。
これからもセンターで学んだことを生かしつつ、この賞に恥じぬよう循環器内科医として研鑽を積んで参りたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

ベストレジデント優秀賞:千葉 哲矢 先生(脳血管内科・脳神経内科)

このたびはレジデント・アウォードという栄誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。
これもひとえに、日々熱心にご指導してくださった脳血管内科・脳神経内科をはじめとする各科の先生方、一緒に診療に携わってくださったコメディカルのみなさま、研修を支えあったレジデントの仲間、快く送り出してくれた仙台医療センターの先生方、そして日々の自分を支え癒してくれた家族のおかげです。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
国循の3年間は、脳卒中診療を深く学べただけでなく、臨床研究や治験など最先端の知見にも触れることができ、ここでしか経験のできない貴重な日々でした。また、脳卒中診療を盛り上げていこうという同じ志を持った先生方やコメディカルのみなさま方と出会えたことは、一生の宝物です。
私自身、この賞に見合った実力はまだまだないと感じております。選出いただいたことを励みとし、これから出会う患者様のためにも自分自身を磨き、少しでも多くの方々のお役に立てるよう、邁進していく次第です。
3年間、本当にありがとうございました。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

レジデント奨励賞:鈴木 翔 先生(心臓血管内科)

この度は栄誉ある賞に選出頂き大変光栄に存じます。日頃よりご指導頂いております心臓血管内科の先生方、各科の先生方、コメディカルの皆様に心より感謝申し上げます。
私は「臨床・研究・教育の力を伸ばして地元に持ち帰りたい」という目標をもって長野県の信州大学から勉強に参りました。臨床では幅広い分野の疾患・症例を数多く経験させて頂いております。国循にきた当初はこれまで経験したことのない疾患や重症症例に圧倒される毎日で、各症例に対するアセスメント、アプローチ、レベルの高いカンファレンスについていくので精一杯でした。2年経った今も刺激的で学びのある毎日で、未熟さを痛感することばかりですが、カンファレンスや指導医とのディスカッションでは以前より自分の考えを持って議論できるようになり、少しずつ力がついてきていることも実感します。研究ではレジデントの特徴を活かして複数の科で臨床研究や症例報告に取り組んでいます。各分野のスペシャリストの先生方にご指導頂きながら研究を進めていく中で、論理的思考やエビデンスを解釈する力が伸びるだけでなく、その疾患を深く理解することが臨床力の向上にもつながっていると感じます。

この賞を励みに3年目は更なる研鑽を積んで、皆様から信頼される医師となれるように日々努力いたします。

レジデント奨励賞:吉田 礼 先生(小児循環器内科)

この度はレジデント・アウォードという栄誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。研修生活を体力的・精神的に、また経済的にも支えてくれた妻と、疲れた僕の心にいつも癒しをくれた娘に、この場をお借りして感謝したいと思います。ありがとう。
僕はこの1年チーフレジとして、働き方改革に取り組んできました。長い国循の歴史もあり難しい面もありましたが、僕自身も子供が生まれ1ヶ月間育児休暇をいただいたこともあり、休める時に休む空気は徐々にできてきているかと思います。
しかし残念ながら9人いた小児科レジデントのうち4人は今年度で退職することになりました。単純に計算して約2倍の仕事量が降りかかってくるわけで、次年度は仕事の鬼と化すしかないでしょう。
もっと多くの人が国循で研修したいと思えるためには、小児科研修にまだまだ改革が必要、ということです。次年度もチーフレジ続投となりましたので、なにか一つでも新しい風を吹かすことができれば、と思っています。
スタッフの先生方、レジデントの先生方、あと1年よろしくお願いいたします。

レジデント奨励賞:新里 建人 先生(心臓血管外科)

この度は奨励賞という栄誉ある賞に選出していただき大変光栄に思います。
受賞に当たって、日々指導して頂いている心臓血管外科スタッフを始め、協力し診療に挑んでいただいている各科スタッフ、修練医、レジデントの皆様、そしてコメディカルスタッフの皆様にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
一念発起して遠く離れた沖縄から国循に来ることになり、私のような未熟者が続けられるのか不安でいっぱいでした。指導していただくスタッフは圧倒的な技術力と豊富な知識を兼ね備えており、同世代である専門修練医、レジデントは非常に優秀で意識も高く毎日多くの刺激を頂いております。国循でしか培えない人と人との繋がりがあると確信しております。
私自身、2年間を振り返ると反省すべき苦い記憶ばかりが思い出されます。皆様にご迷惑をおかけしたことも多々ありました。未熟ではありますが、常に感謝の気持ちを忘れず、栄誉ある賞に恥じぬよう、精進して参ります。どうか今後ともご指導のほど宜しくお願い申し上げます。

レジデント奨励賞:西脇 崇裕貴 先生(脳神経外科)

この度はレジデントアウォードに選出いただき、大変光栄に存じます。国立循環器病センターではレジデントして2年間働かせいただき、多数の貴重な経験をさせていただきました。コロナ禍での研修期間となり、患者さんだけでなく、職員間でも十分なコミュニケーションが取りにくい期間ではありましたが、そんな中での毎日のカンファレンスや指導医の先生方とのディスカッションは大変有意義な時間となりました。また、患者さんにとっての利益を第一に、妥協を許さない姿勢をスタッフの先生方から学びました。
そのような日々は、決して楽なものではありませんでしたが、苦しい時に一緒に仕事をしてくださったレジデントおよび修練医の先生方には大変感謝しております。ここでの学びを次のステップでも患者さんに還元できるよう一層精進して参ります。
2年間ありがとうございました。

レジデント奨励賞:細谷 俊介先生(麻酔科)

この度はレジデントアウォードという栄誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。
このような賞をいただけたのは日々熱心にご指導いただいている麻酔科スタッフの先生方をはじめ、ともに研鑽したレジデントの仲間、協力的なコメディカルの方々のお陰であると強く感じております。
国循の症例は今まで他施設で経験したことがないような重症例が多く、大変刺激的な2年間を過ごすことができました。うまくいかないこともありましたが、その都度諸先輩方やレジデントの仲間と相談し、一つずつ修正していくことで、日々成長を実感することができました。このような経験ができたのは優秀で教育熱心な麻酔科スタッフ、志の高いレジデントの仲間のお陰であり、この場を借りて深く感謝申し上げます。
まだまだ未熟ではありますが、3年目はレジデント期間で培った経験を活かし、麻酔科スタッフとして更なる研鑽を積みたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

最終更新日:2023年06月23日

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