国立循環器病研究センター

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循環器病対策情報センター ニュースレター Vol.6(2026.3.6)

循環器病対策情報センター長
飯原弘二

 

皆さん、こんにちは!厚生労働省から「脳卒中・心臓病等総合支援センターの整備」に関する実施要項(資料1)が令和8年2月25日付で発出されました。その概要をお伝えします。令和4年度からのモデル事業を経て、「脳卒中・心臓病等総合支援センター(以下、総合支援センター)」が令和8年度から本格的に全国展開されます 。循環器病対策情報センターでは、2班(主査 豊田副院長、副主査 坂田部長、渡邉医長)が、このプロジェクトを推進します。来週のStroke2026学術集会でも、3月12日午後に、「脳卒中における地域連携と脳卒中・心臓病等総合支援センター」のシンポジウムを組んでいます。ご興味のある方は、ぜひ聴講してください。https://site2.convention.co.jp/stroke2026/assets/dl/program/timetable.pdf 

  1. 総合支援センターとは

総合支援センターとは、循環器病(脳卒中や心臓病)の患者や家族に対し、急性期から回復期、維持期・生活期まで、医療・介護・   福祉が連携した包括的な支援体制を構築するための「地域の核」となる機関です。

  • 配置: 各都道府県に原則1カ所設置しますが、役割分担を明確にすれば複数箇所の配置も可能です。
  • 選定要件: 脳血管・心血管疾患の急性期入院診療を提供でき、リハビリ、緩和ケア、仕事との両立支援、小児・若年期への対応など、幅広い支援機能と地域連携能力を持つ医療機関が選ばれます 。
  1. 主な業務内容

総合支援センターは、自施設の患者だけでなく、地域全体の患者や医療機関を支える以下の業務を行います。

  • 相談窓口の運営: 通院先を問わず、患者や家族、地域の医療機関からの相談(電話・メール等)に対応します。
  • 情報提供と啓発: 住民向けの予防啓発や、地域のかかりつけ医を対象とした研修会を開催します。
  • 包括的な患者支援:
    • 治療・リハビリ・介護・福祉サービスの適切な情報提供 
    • 療養上の意思決定支援(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)の推進 
    • 身体的・心理的な緩和ケアの提供 
    • 治療と仕事の両立支援や、ピア・サポート(患者同士の支援)の紹介 
    • 小児期・若年期から成人期までの一貫した診療支援 
  1. 各機関の役割分担
  • 国(厚労省): センターのあり方の検討や、都道府県への技術的支援、活動実績の評価を行います。 
  • 国立循環器病研究センター: 日本の司令塔として、全国の活動分析、専門人材の育成、課題の調査研究を担います。
  • 都道府県: 予算の確保や運営支援を行い、センターと協力して地域課題を抽出・改善します 。また、救急搬送ネットワークの構築や、多職種連携の事務局機能を担います。
  1. スケジュールと運用
  • 報告期限: 都道府県は、配置する医療機関を令和8年5月31日までに国へ報告します。
  • 実績報告: センターは毎年活動報告書を作成し、都道府県を通じて10月末日までに国へ提出します。

以上

 

参考資料

資料1「脳卒中・心臓病等総合支援センターの整備について」

 

 

最終更新日:2026年03月06日

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