出産に係る費用の課税誤りについて（お詫びと返金のお知らせ）

令和7年10月29日
国立研究開発法人国立循環器病研究センター
病院長

　この度、当院において、平成3年の消費税法改正により非課税とされた出産に係る費用のうちの「乳房マッサージ料」について、その一部を誤って課税処理していたため、消費税額を誤徴収していたことが判明いたしました。誤って料金を徴収した患者の皆様に対し、心よりお詫びを申し上げます。
　今後はこのようなことがないよう、職員への教育の徹底並びに院内における確認体制の構築等の再発防止に取り組んでまいります。

１．概要

　当院が患者の皆様に請求した出産に係る費用のうちの「乳房マッサージ料」において、本来であれば消費税額を非課税として計算するところを、医事会計システムによる費用計算において誤って課税として計算していたため、消費税額を誤徴収していたものです。当院で保管していた会計データ等で特定できた返金対象となる方の人数及び返金額等は、以下のとおりです。

①対象期間：令和3年9月1日から令和7年9月30日
②返金対象となる方の人数：162人
③返金額の総額：71,100円（遅延損害金を除く）
　※令和7年10月分については別途調査いたします。

２．経緯

令和7年10月	：課税区分の誤りが判明
令和7年10月～	：返金対象となる方の特定及び返金額の精査
令和7年10月28日～	：返金対象となる方へ文書を送付、相談窓口を設置

３．対応方針

　返金対象となる方には、誤徴収した消費税相当額及び誤徴収によって生じた遅延損害金をお支払いします。併せて本件に関する相談窓口を設置します。

４．返金方法

　口座振り込みによる返金とさせていただきます。
　返金対象となる方には、返金額や返金方法等に関する案内を送付いたしますので、書類記載のQRコードから、返金に関する情報のご提供をお願いいたします。

５．相談窓口の設置

　本件に関する相談窓口を設置しましたので、お心当たりのある方、ご不明な点がある方は、お手数ですがご連絡いただきますようお願いいたします。
　なお、当院の職員が電話等により、返金対象となる方の口座の暗証番号等をお聞きすることはありません。返金手続きに当たっては、送付書類記載のQRコードからのご連絡をお願いしております。
　くれぐれも、「なりすまし」にご注意いただきますようお願いいたします。

（相談窓口）
　国立研究開発法人国立循環器病研究センター　医事管理係長　坂本
　TEL ：0570-012-545
　Mail：ncvc-iji@ncvc.go.jp

　お問い合わせはメールでいただけるとスムーズです。

６．再発防止策

①平成3年の消費税法改正によって非課税となった諸費用について、改めて課税区分の取り扱いが適正であることを確認します。
②消費税に関する実務研修を実施し、関係職員が消費税に対して理解を深めることのできるよう、組織的なフォローを行います。
③今後の消費税改正時や医事会計システムの仕様変更時等には、システムベンダーや税理士等と十分に連携して、適切に対応します。

最終更新日：2025年10月29日