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当センター 元理事・元研究所長 寒川賢治 氏が「クラリベイト引用栄誉賞」を受賞
2025年9月26日
国立研究開発法人国立循環器病研究センター
9月25日に2025年「クラリベイト引用栄誉賞(Clarivate Citation Laureates™)」が発表され、当センターの元理事・元研究所長である寒川賢治(かんがわけんじ)氏(1993年~2020年在籍)が受賞者に選ばれました。
受賞分野は「生理学・医学分野」、授賞対象となった研究テーマは「食欲・エネルギー・代謝を調節するホルモン、グレリンの発見」です。同研究を共同で行った児島将康(こじままさやす)久留米大学名誉教授(1993年~2001年に当センター研究所生化学部に在籍)も共に受賞者に選ばれました。
寒川氏らは、成長ホルモンの分泌や食欲を促進するホルモンである「グレリン」を胃から発見しました。この研究成果により、心不全の治療、拒食症などへの臨床応用が期待されています。
クラリベイト引用栄誉賞(Clarivate Citation Laureates™)とは
クラリベイト引用栄誉賞は、米国クラリベイト社が毎年発表する国際的な学術賞で、将来ノーベル賞を受賞する可能性が高い研究者が選出されます。対象分野は、物理学、化学、生理学・医学、経済学の4つです。
2025年のクラリベイト引用栄誉賞 ノーベル賞クラスの研究とその世界的影響力を表彰
当センターは、引き続き科学技術の進歩と社会貢献を目指し、研究活動を推進してまいります。
最終更新日:2025年09月26日