国立循環器病研究センター「かるしお®（減塩プロジェクト）」大阪・関西万博 TEAM EXPO パビリオンに参加

―　クイズで学ぶ「減塩生活と健康寿命」ステージ発表でわかりやすく解説　―

2025年6月13日
国立研究開発法人国立循環器病研究センター

　国立循環器病研究センター（大阪府吹田市、理事長：大津欣也、略称：国循）は、「健康とウェルビーイング」ウィークである2025年7月1日（火）に「2025年日本国際博覧会」（略称：大阪・関西万博）TEAM EXPOパビリオンにて、共創チャレンジ「かるしお®プロジェクト」の展示およびステージ発表を実施いたします。ブースでは国循が循環器病予防を目的とした減塩に関する啓発活動「かるしお®」を紹介。また、ステージ発表では適切な食塩摂取、「おいしさ」と「減塩」の両方が循環器予防につながることなどをクイズ形式でご紹介し、ご来場者の皆様と楽しく減塩の大切さが学べる機会を設けます。

循環器病予防のための食生活「かるしお®」

　国循は「循環器疾患の究明と制圧に挑む」を理念に、心臓や血管の病気に関する予防・診断・治療、およびこれらに関わる研究開発を推進しています。中でも注目されるのが「減塩」に関する取り組みです。日本人の食塩摂取量は依然として高く、食塩の摂取過剰による高血圧は循環器疾患の最大のリスクの一つです。しかし、単なる減塩を日々の食事で実践することは難しいとされています。こうした背景のもと、国循は“塩をかるく使っておいしさを引き出す”という新しい減塩の考え方「かるしお®」を提唱。国循の病院食から始まった美味しい減塩が、一般家庭でも実践できる持続可能な食生活改善となることを目指し、啓発活動を続けています。

国循の共創チャレンジで持続的な減塩生活を楽しく学ぶ

　今回の「TEAM EXPO 2025」プログラム共創パートナーである国循は、共創チャレンジとして「社会全般との共創」「学校・家庭との共創」「民間企業との共創」の３つの軸から「かるしお®プロジェクト」の多様な取り組みを共創チャレンジメンバー・パートナーと紹介します。国循主催の減塩レシピコンテストや、吹田市と共同で取り組んだ小学校向け減塩給食「かるしお®大作戦」、企業との共創から生まれる「かるしお®認定商品」など、各分野での成果を展示や映像でわかりやすく紹介します。さらに、ステージ発表ではクイズを通じて、来場者に向け、循環器病予防と健康寿命のための「減塩」と「おいしさ」の知識を、わかりやすくすぐに役立つ実践的な情報で提供します。

ステージ発表：	7月1日（火）15:30～16:00 クイズを通じて、楽しく、持続的な減塩生活「日本人の食生活」を学ぶ
ブース展示：	7月1日（火）10:00～21:00 かるしおレシピ集、動画上映
場所：	フューチャーライフヴィレッジ TEAM EXPOパビリオン

■大阪・関西万博テーマとの関わり

　世界に先駆けて超高齢社会を迎えた我が国で、健康寿命を阻害する最大の原因の一つである循環器疾患の予防と制圧は、「いのち輝く未来社会」を実現する上で、その根幹となるものと考えます。その観点から、循環器病の制圧を使命とした国立高度専門医療研究センターである当センターの果たす役割は、非常に大きいものと考えています。

【報道機関からの問い合わせ】

国立循環器病研究センター　企画経営部　広報企画室
TEL ： 06-6170-1069 (31120)　　MAIL： kouhou@ml.ncvc.go.jp

国立循環器病研究センター　オープンイノベーションセンター　産学連携本部　社会実装推進室
TEL ： 06-6170-1069 (31033)

最終更新日：2025年06月13日