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歯科・歯科口腔外科

対象疾患・治療法

現在、当科では当センター手術患者様の周術期口腔機能管理(*)、当センター入院中の患者様の口腔ケアを中心に主に脳血管疾患、循環器疾患等の患者様の口腔外科疾患の治療も当センター各科と連携しておこなっています。口腔外科疾患としましては、智歯(親知らず)などの抜歯、むし歯や歯周病による歯性感染症、腫瘍などの口腔粘膜疾患、顎関節症などがあります。

近年、口腔内細菌と感染性心内膜炎、心筋梗塞、脳梗塞等の動脈硬化性病変、糖尿病等の全身疾患との関連性がいわれており、口腔内疾患の早期発見や口腔内の衛生管理をおこなうことがこれらの全身疾患の予防につながるとされています。このような観点から、かかりつけ歯科医院をお持ちでない患者様には当科が橋渡しとなり、円滑な歯科治療が行えるような体制作りをめざしています。

現状の当科の設備や人的な状況より、むし歯や入れ歯などのいわゆる一般的な歯科治療は特殊な場合を除いて、地域の歯科の先生と連携を行い、適宜紹介を行わせて頂いております。

*:がん手術や心臓血管外科手術などの全身麻酔下手術や抗がん剤などの化学療法、放射線療法を受ける患者様に対し、全身麻酔中や化学療法、放射線療法時に生じうる合併症の予防などを目的として術前・術後に歯科治療や口腔ケアを行うこと。このことにより術後の早期回復、化学療法、放射線療法時のトラブルの軽減が促され、治療効果の向上や入院期間の短縮など様々な効用が期待される。

最終更新日:2021年10月08日

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