メニュー

腎臓・高血圧内科

さらに詳しく
コレステロール塞栓症

コレステロール塞栓症

動脈硬化が強い症例で、血管内カテーテルの操作や血管手術により、動脈壁にあるプラークの成分であるコレステロール結晶がはがれ、末梢の小動脈に塞栓症を引き起こす病態です。腎臓に障害がきますと、腎機能が比較的急速に悪化することがあります。特異的な治療はありません。状況により抗凝固療法の中止を行う場合もあります。状況により副腎皮質ステロイド剤を使用する場合もあります。

症状

足裏にblue toeがでることがあります。

検査所見

血尿、蛋白尿を認めることがあります。腎機能が悪化します。好酸球が増加することが多いです。

腎生検所見

小動脈にコレステリン結晶を認めます。

写真
写真

治療

特異的な治療はありません。
コレステロール結晶の再流出の予防するため、抗凝固療法を中止する場合や、HMG-CoA阻害薬を開始する場合があります。腎組織循環障害の進行を軽減する目的で、副腎皮質ステロイド剤を使用することがあります。

最終更新日:2021年10月08日

設定メニュー