腎臓・高血圧内科
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コレステロール塞栓症
コレステロール塞栓症
動脈硬化が強い症例で、血管内カテーテルの操作や血管手術により、動脈壁にあるプラークの成分であるコレステロール結晶がはがれ、末梢の小動脈に塞栓症を引き起こす病態です。腎臓に障害がきますと、腎機能が比較的急速に悪化することがあります。特異的な治療はありません。状況により抗凝固療法の中止を行う場合もあります。状況により副腎皮質ステロイド剤を使用する場合もあります。
症状
足裏にblue toeがでることがあります。
検査所見
血尿、蛋白尿を認めることがあります。腎機能が悪化します。好酸球が増加することが多いです。
治療
特異的な治療はありません。
コレステロール結晶の再流出の予防するため、抗凝固療法を中止する場合や、HMG-CoA阻害薬を開始する場合があります。腎組織循環障害の進行を軽減する目的で、副腎皮質ステロイド剤を使用することがあります。
最終更新日:2024年01月10日