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腎臓・高血圧内科

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糖尿病性腎症

糖尿病性腎症

1998年以降、糖尿病性腎症は透析導入原疾患の第1位です。糖尿病の増加に伴い、糖尿病性腎症は増加しておりました。しかし、糖尿病性腎症に対する集学的治療の進歩により、ここ数年は透析導入原疾患に占める割合は横ばいで推移しております。(図説 わが国の慢性透析療法の現況)

グラフ

糖尿病性腎症の早期診断基準

糖尿病性腎症の早期診断基準

糖尿病性腎症病期分類2014

糖尿病性腎症病期分類2014

糖尿病性腎症病期分類2014とCKDの重症度分類との関係

糖尿病性腎症病期分類2014とCKDの重症度分類との関係

臨床経過(CKD診療ガイド 2012)

臨床経過(CKD診療ガイド 2012)

腎生検所見

びまん性病変と結節性病変を認めます。

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Fibrin cap
血漿成分が糸球体基底膜と内皮細胞の間、すなわち糸球体内皮下腔に浸み込み・蓄積しています。

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輸出入細動脈の硝子化
輸入細動脈と輸出細動脈両方に、無構造で均一な硝子化物の蓄積を認める。

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糸球体門部小血管増生
糸球体門部に小血管が増加します。

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治療

早期は厳格な血糖管理・血圧管理が重要です。腎症が進行するにつれ、微量アルブミン尿・蛋白尿抑制のため、アンジオテンシン受容体拮抗薬やアンジオテンシン変換酵素阻害薬を使用します。食事指導も大切です。塩分制限・カリウム制限・蛋白制限を行います。また、脂質異常症の管理も必要です。腎症に対し、これらの集学的治療を行います。

最終更新日:2021年10月08日

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