腎臓・高血圧内科
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腎硬化症
腎硬化症
高血圧が長期間続くと、腎臓の細動脈レベルの血管に動脈硬化が起こり、腎障害をきたす疾患です。進行すると、糸球体への血流が乏しくなり、腎機能は低下し、腎不全に陥ります。高齢者に多く、2019年以降慢性糸球体腎炎に代わり、透析導入の原疾患の第2位を占め、増加傾向です。
症状
症状はありません。
検査所見
尿所見は異常がないことが多いです。採血にて腎機能障害が出現します。
診断
腎臓が萎縮しており、高齢者が多いことなどから、通常は腎生検を行いません。高血圧歴が長期間あり、尿所見は乏しく、両腎萎縮を認め、他の疾患を否定できた場合の除外診断となります。
治療
血圧の管理が大切です。生活指導として、塩分制限を行うことも、降圧の観点から必要です。
最終更新日:2024年01月10日