医療人の育成
先輩紹介: 腎臓・高血圧内科
腎臓・高血圧内科 専門修練医 桑原篤憲

先輩プロフィール
出身地 岐阜県大垣市 |
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出身校 川崎医科大学 |
卒業年度 2001年 |
国循時代によく行ったお店 焼肉工房いやしん坊 ここで初めて「イチボ」というお肉を食べました。 |
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最終更新日:2021年10月05日
出身地 岐阜県大垣市 |
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出身校 川崎医科大学 |
卒業年度 2001年 |
国循時代によく行ったお店 焼肉工房いやしん坊 ここで初めて「イチボ」というお肉を食べました。 |
最終更新日:2021年10月05日
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◆なぜ腎臓内科を志望されたのですか?
私が腎臓内科を志望した理由は、初期研修を行った川崎医科大学附属病院の腎臓・リウマチ内科(現・腎臓内科)が全身を見る内科の一つであったからです。医学生のころ、海外ドラマの「ER緊急救命室」をみて、どんなことにも対応できるマーク・グリーンのような医師になりたいと思い、内科医を目指し、その中でも腎臓内科を選びました。
◆なぜ国循で研修を受けようと思ったのですか?
私が後期研修医の頃、一般外来をしている時に、急に血圧が上昇した患者さんを診察することがありました。腹部血管雑音が聴取され、鑑別診断として、腎動脈狭窄症を想起し、速やかに腎動脈狭窄症と診断することができました。しかし、治療については、どんな介入をするのが良いのか、全くわかりませんでした。この経験から、腎動脈狭窄症についてさらに研鑽を積みたいと思い、上司に相談したところ、腎動脈狭窄症の症例数が多い、国立循環器病センターへの進路を提示してくれました。
◆先生にとって国循はどのようなところですか?
国立循環器病センターは、私に重要な二つのものを与えてもらえました。一つは稀な疾患の患者さんを担当できた経験です。もう一つは、日本のトップレベルの同世代の人たちとの交わりです。
市中の総合病院や大学病院であっても、年間数例しか遭遇することができないような稀有な疾患を、国立循環器病センターでは、遭遇することができました。このことは、「百聞は一見に如かず」の通りでした。また、異なる経歴を持つ、多様な、日本トップレベルの同世代の人たちとの交わりは、自分の現在の立ち位置を明らかにし、自分に何が足りていなくて、自分の何が強みであるのか、ということを気づかせてくれました。
◆国循での研修を検討されている皆様へ一言
国立循環器病センターはその名が示す通り、日本の循環器疾患対策の中心的役割を果たすべき設立された医療及び研究機関です。私も国循の門を叩くには、大変な勇気が必要でした。循環器を専門としないものが循環器専門医療機関にいることに不安を感じていました。しかし、はじめの一歩を踏み出した後は、自分の強みを生かして、国立循環器病センターで存在感を示すことができたのではないかと思います。循環器疾患を発症した患者さんは、腎機能障害を併存していることが多いです。つまり、高齢化が著しい現在、循環器疾患に強い腎臓内科医が必要とされていると感じています。その育成には、国立循環器病センターが最も適したフィールドであると確信しています。さらに、国立循環器病センターには、何にも代えがたい、人脈を得ることができることは間違いないと思います。