医療人の育成
脳血管内科・脳神経内科 専門修練医コース 到達目標
主な到達目標
一般目標
- 専門的な臨床研修
国立循環器病センター脳血管部門におけるレジデント研修内容を超え、更に専門的な臨床研修を行うとともに、脳血管障害を専門とする指導医としての経験を修得するため、レジデント指導方法を研修する。また、脳血管障害の慢性病態に関する知識を備え、脳卒中関連疾患や各種神経疾患に対応できる神経内科専門医としての経験を修得する。 - 臨床研究
研修期間中に各自の臨床研究課題を設定し、それに応じた研究を行う。 - 基礎研究
上記臨床研究と関連した基礎的な研究が必要な場合は、動物実験を含め脳血管障害関連の基礎的な研究に参加する。 - 専門医の取得
在職中ないし研修修了後に日本内科学会総合内科専門医、日本老年医学学会老年病専門医、日本脳卒中学会認定脳卒中専門医、日本神経学会認定神経内科専門医等の取得を目標とする。希望者は日本脳神経血管内治療学会専門医の取得を目標とする。
※ 当院は日本神経学会教育施設、日本脳卒中学会認定研修教育病院、日本脳神経血管内治療学会研修施設に指定されている。 - 医学博士の学位取得
とくに希望する者は、当院と慶應義塾大学等との連携大学院制度を活用して、レジデント在職中から大学院に入学し、当科で行った臨床研究、基礎研究を学位の主題として、医学博士の学位取得を目指すことも可能である。(詳細は別途応談)
個別目標
- 脳卒中の急性期治療の習得、超急性期脳梗塞への血栓溶解療法の習得
- 脳卒中集中治療室および脳卒中病棟での多職種による管理を習得
- 脳卒中の慢性期治療・再発予防の習得
- 脳卒中のリハビリテーションの理解
- 脳の解剖・生理の理解
- 脳卒中の疫学・社会医学の理解
- 脳卒中の病態生理・病理解剖所見の理解
- 多施設共同前向き臨床研究や治験への中核施設としての参加
- 日本脳卒中学会や日本神経学会総会、国際学会(International Stroke Conference, European Stroke Organisation Conference など)での発表
- 症例報告や原著論文の国内外学術雑誌への投稿
- 希望者は脳神経血管内治療技術の取得
最終更新日:2024年08月02日