国立循環器病研究センター

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医療人の育成

生活習慣病部門(予防健診コース) 専門修練医コース 概要

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概要

予防健診部は、我が国でもまれな都市部住民を対象とした長期観察研究を実施しており、定期的な健診を通じて、循環器疾患の新たな危険因子を明らかにすることを目指している。また地域住民を対象とした健康教育などの介入研究、健診受診者の特性に関する社会医学的検討、循環器疾患の発症登録研究など幅広い活動を行っている。研修では、これらの長期コホート研究・地域疫学研究の実施やデータ解析に加えて、地域住民・勤務者等を対象としたハイリスク者に対する1次予防活動を行うことで、予防の意義と具体的手法を理解することを目指す。

また予防健診部のデータセットを用いた論文作成を通じ、種々の疫学研究データの基本的な解析能力を身につけることを第1の目標とする。また新たな疫学研究・臨床研究をデザインし、実施するための基本的な能力を養成し、将来、疫学的な手法を用いた臨床研究、地域保健や産業保健など公衆衛生の現場での疫学研究において自立した研究者としても活動できる能力の獲得を目指す。

基本的な手技・検査及びデータ解析

  1. 基本的な手技

    目標数
    診察 400~500
    保健指導・健康指導 200~300
  2. データ解析
    • 吹田コホート追跡データセットの解析
    • 疾患発症登録データセットの解析
    • 健診受診者の生活環境要因の特性に関する公衆衛生学的解析
    • 全国的な疫学共同研究への参画
  3. 研究の企画と実施
    • 吹田コホート、その他の共同研究の新たな研究計画の企画に関わり、調査票の設計及び研究計画の作成を行い実際に検証する。
    • 更に実際の研究に研究協力者等として従事し、実施担当者として関わることで、研究の企画と実施についての実務的な能力を養成する。

最終更新日:2021年09月26日

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