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脳血管リハビリテーション科

診療実績

グラフ

平成24年度から平成28年度までの理学療法、作業療法、言語聴覚療法(摂食機能療法を含む)の依頼件数の推移です。平成28年度は理学療法2168件、作業療法1418件、言語聴覚療法1142件でした。

合同リハビリテーションカンファレンス

写真: 合同リハビリテーションカンファレンス

医師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・各病棟の看護師および医療ソーシャルワーカーなどが参加して、リハビリテーションを実施している患者さんの状態把握、治療方針の決定および修正、回復期リハビリテーション病院等の転院先や在宅復帰に向けた検討を行います。
各職種が情報を共有し、共通の認識を持つことで患者さんに、より効果的なリハビリテーションを行えるように、毎週カンファレンスを実施しています。

理学療法

床上安静期

<関節可動域運動・筋力増強運動>

 写真: 関節可動域運動

床上安静期には、病室での理学療法を行います。この時期には、手や足の関節が硬くなること(関節拘縮)を予防する目的で、痛みが生じないように関節を動かす関節可動域運動を行います。また、筋力の低下を予防するために、手や足の筋力増強運動も行います。

離床期

<座位練習>
離床期になると、自分の力で座位を保つ練習や自分で起き上がる練習を行います。

<車椅子の練習>
ベッドから車椅子に移る練習、車椅子からベッドへ戻る練習や、車椅子の動かし方(車椅子駆動)やとめ方(ブレーキ)などの練習を行い、行動範囲を広げられるように行います。

<立位練習>
車椅子に乗れるようになるとリハビリテーション室で練習を行います。リハビリテーション室にある平行棒を利用して、立ち上がったり、立位を保つ練習をします。平行棒を使用して立ち上がれるようになれば、次に平行棒を使わなくても立ち上がれるように練習を行う、という様に段階を踏んで行います。

<歩行練習>

 写真: 歩行練習

最初は平行棒を使った歩行練習を行うことが多く、平行棒の中で歩くことが安定すると、歩行器や杖を使用した歩行練習へと、その人にあわせた練習内容で進めていきます。またその際に、足の安定性を得る目的で様々な装具を用いる場合もあります。

<その他の練習>
・階段昇降練習:
はじめは手すりを使用して行いますが、安定してくると手すりを使用せずに練習を 行います。さらに安定してくると、リハビリテーション室の練習用の階段だけでなく、実際の階段での昇降練習を行います。

・バランス練習:
歩行の際にふらつく方などに対して、バランス能力の向上を目的に行います。

その他、その人その人にあった練習内容を計画し、実施していきます。

作業療法

床上安静期

<廃用症候群の予防>
発症後の安静臥床により、手足の関節が硬くなったり、筋力が弱くなるといった廃用を予防するため、良肢位保持・関節可動域運動・筋力増強訓練を早期からベッドサイドにて行います。
また、麻痺側上肢機能練習を早期から実施することで、麻痺の早期回復と麻痺側上肢の自己管理方法の獲得を目指します。活動を用いることで覚醒を促し、精神機能の改善を行います。

離床期

 写真: 輪入れ・ペグボード・箸ぞうくん

<上肢機能練習>
麻痺側上肢では、輪入れやペグボードなどの活動を用いて粗大・巧緻運動を促し、麻痺の回復を目指します。また、非麻痺側上肢の筋力や巧緻性の維持・向上のため、非麻痺側強化を行います。
そして、紐結びや折り紙など両手で行う活動を通して、日常生活における実用的な両手の使用を促します。

<日常生活動作・日常生活関連動作練習>
早期から病棟での日常生活動作能力の改善を目的に、食事・排泄・更衣・整容・入浴動作練習を行います。また必要に応じて、炊事・洗濯・掃除・買い物などの日常生活関連動作の練習を行い、動作能力の向上を目指します。

<高次脳機能障害に対して>
高次脳機能障害には、記憶障害、注意障害、遂行機能障害などがあります。脳の損傷部位によって、記憶力の低下や集中力の低下が起こったり、動作を順序良く実行することが難しくなります。このような障害に対し、低下した機能の向上、代償手段の獲得を目指します。さらに、社会復帰を目指します。

言語聴覚療法

<失語症>
「聞く」「話す」「読む」「書く」などの言語機能について評価し、コミュニケーション能力の向上を目的に、必要な訓練・助言を行います。また、ご家族とも面談を行い、患者さんの入院前の生活について情報を得たり、失語症の症状や接し方などについて説明を行います。

<構音障害(運動性構音障害)>
発音の明瞭度や、唇・舌・声帯などの麻痺などについて評価し、より明瞭な発音ができるように発声・発語の訓練を行います。重症の患者さんには、患者さんの状態に合わせて筆談や五十音表を用いるなど、代わりとなるコミュニケーション手段の提案も行います。

<その他の高次脳機能障害>
記憶力の障害、集中力・注意力の障害などについて、面談やさまざまな検査を用いて評価し、必要に応じてリハビリテーションを行います。

摂食機能療法

嚥下障害の患者さんに対し、医師、看護師、栄養士などと連携を取りながら、嚥下機能の評価・訓練を行います。

最終更新日 2017年08月04日

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