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脳神経外科

将来を担う脳神経外科医を育てる場

国立循環器病研究センター脳神経外科には、全国から精鋭の脳神経外科医が集まっています。スタッフに加え、多くのレジデント・専門修練医が全国各地の大学・医療機関から着任しており、日夜診療・研究に携わっています。当科は日本脳神経外科学会の認定する「専門医研修プログラム基幹施設」として、レジデントカリキュラムでは脳神経外科専門医の育成のため、国循プログラムに属する他の研修施設や関連施設と連携し、脳腫瘍・小児脳神経外科・脊椎脊髄外科などについても必要な教育研修ができるよう、体制を整えています。専門修練医カリキュラムでは、将来を担う高水準の脳血管障害のスペシャリストを育てる取り組みを続けています。

 

1. 脳血管障害

基幹施設である国立循環器病研究センター脳神経外科は、脳血管障害治療の分野で国内屈指の診療実績を有する施設です。一般的な疾患(いわゆるcommon diseases)から高難度疾患まで、また救急疾患から慢性疾患まで極めて豊富な臨床症例により、治療の基礎から応用までを濃密に学ぶことができます。症例一例一例において、直達手術、血管内治療、定位放射線治療から最良の治療法を選択、あるいは組み合わせることにより高水準で実践される治療を学び、幅広い視点から解決策をみつけ出す力を身につけます。

脳内科医との強固な連携
基幹施設では、本邦随一の人員数を有する脳内科(脳血管内科・脳神経内科、計40名以上)と強固に連携し、多くの疾患で共同して方針策定・治療にあたります。毎週開催される、脳外科-脳内科医合同でのカンファレンスで議論することにより、外科医の独善を排し、内科の視点からも疾患を多角的に検討する能力が身につくとともに、頚部や頭蓋内超音波検査読影など、内科医のスキルも学ぶことができます。

2. 脳腫瘍

髄膜腫など頭蓋内良性腫瘍の治療には、高水準のマイクリサージェリー技術が必須であり、組織損傷を最小限に抑え最大治療効果を得るための技術指導を徹底して行います。一方、現代の脳腫瘍治療においては手術のみならず、必要に応じて定位放射線治療を組み合わせる機会も増加しています。本プログラムでは脳神経外科医自身が定位放射線治療(ガンマナイフ)の照射計画、治療を一貫して行うため、専攻医は定位放射線治療の実戦的知識・技能を身につけることができます。

中枢神経原発の悪性腫瘍の治療には、マイクロサージェリーや放射線治療のみならず、化学療法や脳腫瘍病理に関する幅広い知識が求められます。国立循環器病研究センター脳神経外科プログラムでは、4年間の研修期間のうちこの分野の集中学習期間を設け、一定期間に多様な症例を学ぶ体制を整えています。

社会の高齢化と原疾患の生存期間延長によって、転移性脳腫瘍が増加しています。本プログラムは多数の地域医療機関から転移性脳腫瘍のガンマナイフ治療を受託しており、これらの治療を実践的に学ぶことができます。

3. 頭部外傷

連携施設において交通外傷など外傷管理の基本を学びます。また基幹施設は多種多様な循環器病患者を加療するため抗血栓療法(抗血小板治療・抗凝固療治療)中の頭部外傷、頭蓋内出血例が多く、これら特殊病態に対する管理・外科治療を広く学ぶことができます。

4. 脊髄脊椎疾患

プログラム内に年間600例以上の脊髄脊椎手術症例を有する専門施設を有し、集中して多数の症例を効率的に学ぶ体制を整えています。

5. 小児脳神経外科、機能的脳神経外科

当プログラム関連施設に国内有数の症例数を持つ小児専門病院があり、約3ヶ月間のローテーションで先天奇形や水頭症などの小児疾患を集中的に学びます。また基幹施設は多数の小児脳血管障害症例を有し、小児開頭手術と周術期管理を実践的に学ぶことができます。機能外科に関しては、関連施設における集中研修期間を設け、治療の理論と手技について学ぶことができる体制を整えています。

治療手技の徹底したoff-the-jobトレーニング
実験動物を用いた血管吻合トレーニングシステムが完備されており、高水準のマイクロサージェリー技能獲得ができます。また、血管内治療についても、血管内治療シミュレーターを完備したトレーニングルームを完備し、効率的なトレーニングを実施しています。

手術手技・血管内治療手技に特化した、全国規模の教育セミナーでの学習
2001年より約15年間にわたり、全国の脳外科医に向けた3日間の大規模な直達手術、血管内治療の教育セミナー(脳血管外科フォーラム)を年2回開催しています。研修中の専攻医は全員、このセミナーの中心となって学習と議論に加わることを義務づけており、エキスパートの手技を学ぶとともに、単一流派にとらわれない広い視点を養うことができます。

最終更新日 2016年07月01日

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