ホーム > 患者の皆様へ > こんなときどうする? > 病気になってしまったら

病気になってしまったら

心臓の病気

Q. 心不全になったら、日常生活でどのようなことに気を付ければ良いですか?

A. 大きく分けて、① 内服を必ず継続する事、② 食生活に気を付ける事、③ 自己管理を行う事の3つが重要です。
① 内服に関しては、調子が良くなるとついつい内服を忘れがちになってしまいます。ただし、心不全悪化の原因として、内服の中断は最も多い原因の一つです。心不全に対しての薬は種類が多いですが、必ず継続して内服してください。
② 食生活に関しては、塩分の制限が最も重要になります。塩分を取り過ぎると、体の中の血液量が多くなり、心臓に負担がかかって心不全になりやすいです。1日6g未満を目途に、塩分を取り過ぎないことを心掛けて下さい。
③ 自己管理に関してですが、心不全は長く付き合っていく病気であり、内服の継続、塩分制限に加えて、日々の状態をご自身で管理していく必要があります。毎日血圧や体重を付ける事や、心不全の症状が出ていないか、日々チェックするようにしましょう。

Q. 心不全になっても、運動は出来ますか?

A. 以前は、心不全患者さんは安静を保つことが必要と言われていましたが、最近では心不全が安定した患者さんでは、むしろ適切な運動を行う事が大事と言われています。
ただし、心不全が安定しているかについて、どの程度の運動が適切であるかについては、担当の先生ときちんと相談する事が必要です。

Q. 総合病院で心臓の手術が必要と言われました。循環器病研究センターの話を聞きたい(手術を受けたい)のですが、どうしたらよいでしょうか?

A. どなたでも国循で手術をお受けいただくことができます。国民のための国立の施設です。治療をご希望する場合は、主治医に「紹介状」を書いていただき、当院を受診ください。地域医療連携室を経由されるとよりスムーズです。紹介状が無くても受診できますが、その場合は初診料がかかります。セカンドオピニオンをご希望の場合は、そのようにおっしゃってください。

→ セカンドオピニオンについてはこちらをご確認ください。

Q. 以前に心臓の手術を受けたのですが、しばらく、医師の診察を受けていません。最近、調子が悪いのですが、診てもらうことはできますか?

A. もちろん可能です。受診予約や手続きについてはこちらをご確認ください。

Q. カテーテルで大動脈弁が治せると聞いたのですが?

A. できます。タビ(TAVI)といいます。足の付け根の血管からカテーテルを入れて新しい大動脈弁を入れます。ただし、新しい治療なので向いている人と向いていない人がいます。まずは受診していただき、もっともよい治療法を選択していきましょう。

Q. 小さい傷で手術ができると聞いたのですが?

A. できます。小さい傷で直接、またはロボットを使って僧帽弁を修復したり、大動脈弁を人工弁置換したりします。低侵襲心臓外科手術(ミックス手術)といいます。ただし、向いている人と向いていない人がいます。まずは受診していただき、もっともよい治療法を選択していきましょう。

Q. 狭心症(心筋梗塞)といわれました。カテーテル治療とバイパス手術を迷っています。

A. 国循のバイパス手術は基本的には、患者さんの負担の少ない心臓を動かしたままで行う「オフポンプ」手術です。また、できるだけ動脈グラフトを用いた長期成績の良い方法を選択しています。国循では内科と外科が「ハートチーム」をつくって緊密に連携しています。ひとりひとりの患者さんにとって最善の治療法(カテーテルが良いのか、バイパスが良いのか)を提案します。
ハートチームについては広報誌(Vol.27)をご参照ください。

Q. 人工心臓とか心臓移植とかよくわからないし、怖いんですけど。

A. 国循の成績は世界でもトップクラスの成績です。これまで、たくさんの患者さんの治療を行ってきており、患者さんにあわせた治療方法を提案します。専属のコーディネーターやソーシャルワーカーがいますので、生活のこと、お金のこと、ご家庭のこと、仕事のこと、なんでもご相談ください。

→ 移植医療部のページへ

Q. 国循は成績が良いと聞いたのですが、教えてもらえますか?

A. 直接、診察時にお聞きいただければお伝えします。ただし、人によってリスクや病状が異なるので、詳しい検査をしてからのほうが正確にお伝えすることができます。



脳血管の病気

Q. 脳梗塞の場合はどんな治療がありますか?

A.脳梗塞に対して、以前は有効な治療がなく再発を防ぐことしかできませんでしたが、現在は出現した症状を改善させる治療があります。具体的にはtPAという点滴の薬を使って血管に詰まった血栓を溶かして再開通させる治療と、カテーテルを用いて詰まった血管を直接再開通させる血栓回収手術があります。注意する点としては、いずれの治療も時間の制限があることです。前者は発症して4.5時間以内しか治療できませんが、後者は場合によっては少し時間が経っても治療できることが有ります。いずれの治療も早ければ早いほど効果が期待でき、両方を組み合わせた治療も一般的に行っています。当院では、いずれの治療もすぐに開始できるよう院内の体制を整えております。

→ 脳血管内科のページへ

Q. 頭の血管にコブ(未破裂脳動脈瘤)があると言われました。破裂しないか心配です。

A.脳ドックや、頭痛やめまいの原因を調べるために頭のMRI検査を受けた際に、「脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)」が見つかることがあります。脳動脈瘤はふつう、破裂しない限りほとんど無症状です。しかし、もしも破裂すると「くも膜下出血」という大変な事態になり、命にかかわるため、多くの方が不安になるのは当然のことです。
ただ、必ずしもすべての脳動脈瘤が破裂するわけではありません。小さな脳動脈瘤の多くが、長期にわたり問題を起こさないことが分かっています。一方で、5~7mmを超える大きさになると一定の破裂リスクが生まれ、10mmを超える大型のものは危険度が高くなります。脳動脈瘤がある場所と大きさ、形によって、今後1年間に何%の確率で破裂するのかついての、日本人のデータが明らかになっています。
破裂が心配される脳動脈瘤には、精密検査を行ったあと、治療が勧められます。治療にはクリッピング術(開頭手術)とコイル塞栓術(カテーテル治療)の2種類があり、動脈瘤の状況によって、より安全確実な方を選択します。国立循環器病研究センターにはそれぞれの治療のエキスパートが揃っており、専門的な立場から最良の選択肢をご提案することが可能です。
まれに、クリッピング術、コイル塞栓術のどちらを用いても単独では治療が難しい動脈瘤があります。このような病変に対して当センターでは、両者を組み合わせた「ハイブリッド治療」も行っています。

→ 脳神経外科のページへ

Q. 頚動脈が細い(=頚動脈にプラークがある、頚動脈狭窄症)と言われました。どうすればよいのでしょうか?

A.頚動脈は脳へ血流を送る重要な血管です。年齢とともに動脈硬化が進むと、頚動脈の壁の中に「プラーク」とよばれる、「おから」のような病変ができ、それによって壁が厚くなり、血液が流れる部分が狭くなります。病気が進むと、プラークが壁を突き破って血管の中に露出し、この部分に出来た血栓やプラークの破片が血液に乗って脳へ飛んでいきます。血栓やプラークのかけらは脳血管に引っかかって血流を止め、脳梗塞をおこします。また、血管が狭くなり脳への血液量が不足することによって脳梗塞が起こることもあります。脳梗塞は、手足の麻痺や言語障害など重大な後遺症の原因となります。
「頚動脈が細い」といわれたら、まずは外来でご相談ください。病状が軽い場合は、直ちに外科治療を行う必要はなく、内服薬と頚部エコー検査で定期的に観察します。病気がかなり進行している場合には、重い脳梗塞を起こす前に外科治療が勧められます。外科治療にはプラークを摘出する手術(頚動脈内膜剥離術)と狭い部分を拡げるステント留置術(カテーテル治療)があります。プラークの状態によって、どちらの治療が適しているのかが決まります。国立循環器病研究センターにはそれぞれの治療のエキスパートが揃っており、専門的な立場からご相談に応じることが可能です。
頚動脈狭窄症の原因の多くは全身の動脈硬化です。心臓(冠動脈)や下肢など頚動脈以外の血管狭窄を合併していることがあり、全身血管の十分な検査が必要です。

→ 脳神経外科のページへ

Q. 「脳動静脈奇形」があると言われました。どうすればよいのでしょうか?

A.「脳動静脈奇形(のうどうじょうみゃくきけい)」とは、頭の中で「動脈」と「静脈」が直接つながり、血管がとぐろを巻いたような塊になっている病気です。正常ならば動脈が多数の毛細血管に分かれて脳に酸素や栄養分を渡し、脳から老廃物を回収して合流し静脈となって頭の外に出て行きます。ところが、脳動静脈奇形では「ナイダス」と呼ばれる異常な血管の塊を介して、動脈がいきなり静脈につながっているのです。この異常な血管が破れて脳出血を起こしたり、「てんかん発作」の原因になったりします。
出血する確率は1年間に1~2%といわれています。いったん出血がおこると、その後しばらくは再出血する確率がかなり高くなります。無症状でたまたま見つかったものは様子をみることも多いのですが、出血をおこしているような場合は、治療が勧められます。
治療方法には①手術による摘出、②ガンマナイフ(放射線治療)、③カテーテル治療があり、病変の部位や大きさによって、最良の方法を選択します。時には2つ以上の治療を組み合わせることもあります。国立循環器病研究センターには①、②、③それぞれのエキスパートがおり、診断から治療まで総合的に行うことが出来ます。「AVM(脳動静脈奇形)外来」を開設しており、専門的な立場から判断し、ご説明させて頂くことができます。



こどもの心臓病

Q. 2歳の娘が生来元気なのですが、心臓の手術をせねばならないと言われました。貴センターで手術を受けることはできますでしょうか?

A.現在受診中のかかりつけ医で当センターあてのセカンドオピニオン外来依頼書を作成していただき、専門医療連携室にご連絡ください。



成人先天性心疾患

Q. 子供のころに心臓の手術を受けました。20代女性です。結婚して妊娠、出産することは可能でしょうか?

A.かかりつけ医、あるいは、手術をした病院から当センター専門医療連携室にご連絡いただき当センター周産期婦人科部を受診ください。当センターでは子供のころに心臓の手術を受けた女性の妊娠出産を数多く取り扱っております。

Q.40歳男性です。子供のころに心臓の手術を受けました。最近疲れやすく感じてきました。どのようにすればよいでしょうか。

A.根治手術といっても新たな症状が発生してくることがあります。定期的に検査を受けてください。外来でできる検査もありますが入院が必要になってくることもあります。 放置していると症状が進行することもありますので、早めの検査、治療をお勧めします。

→ 成人先天性心疾患外来のページへ

最終更新日 2017年05月08日

ページ上部へ