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JMECC~RRS対応コース 令和8年度開催報告
令和8年7月25日(土)、国立循環器病研究センター研究棟2階トレーニングセンターにおいて、「JMECC(Japanese Medical Emergency Care Course:日本内科学会認定 内科救急・ICLS講習会)~RRS(Rapid Response System:院内迅速対応システム)対応コース」を開催いたしました。
今年度は、市立吹田市民病院から医師4名、看護師2名の計6名が受講しました。コースディレクターは当院病院長の山本一博先生、ブース長は脳神経内科の千葉哲矢先生、アシスタントインストラクターは脳血管内科の鴨川徳彦先生およびカテーテル室看護師の田原茉莉さんが担当しました。
本コースの開催にあたり、ご指導・ご協力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
■JMECCとは
JMECCは、救急医療に携わる機会の少ない内科医が、心肺蘇生のみならず、内科診療中に遭遇するさまざまな急変症例に適切に対応できる知識と技能を習得することを目的とした講習会です。
日本救急医学会が策定した「ICLS(Immediate Cardiac Life Support)」を基盤とし、日本内科学会独自の「内科救急」プログラムを組み合わせた、約7時間30分にわたる実践的な研修コースとなっています。
- 午前 :シミュレータを用いた一次救命処置(BLS)、AEDの使用方法、気管挿管、電気的除細動を含む二次救命処置(ALS)アルゴリズムの習得
- 午後 :内科救急から心停止に至るまでのシナリオを用いた実技演習
- 終了時:筆記試験による理解度の確認
本コースでは、日常診療において遭遇する可能性のある患者の予期せぬ容態悪化や急変に対して、迅速かつ適切に対応するための実践力を養います。
令和5年7月以降は、従来のJMECCにRRS(院内迅速対応システム)の要素を加え、より包括的な急変対応教育プログラムへと発展しました。これに伴い、コース名称も「JMECC~RRS対応コース」へ変更されています。
JMECC~RRS対応コースは、診療報酬上の「急性期充実体制加算」などの施設基準において求められる、急変兆候への対応体制に関する研修要件にも対応しています。
■新内科専門医制度におけるJMECCの位置づけ
当院は、新内科専門医制度における基幹施設として認定されています。基幹施設には「自施設でのJMECC開催」が求められており、当院では継続して本コースを開催しています。
JMECCは、内科専攻医が必ず受講すべき講習会であり、内科専門医資格取得に必要な必修プログラムの一つです。
本プログラムの目的は、心停止に至るリスクのある患者や急変患者への対応、さらには心停止後の適切な蘇生管理について、全国共通の標準的なアプローチを習得することにあります。シミュレーション教育を通じて、チーム医療における役割や連携についても学ぶことができます。
■今後の開催予定
当院では令和4年7月からJMECCを開催し、令和5年7月からはJMECC~RRS対応コースとして継続開催しています。
今後も年1回の定期開催を予定しており、内科専攻医のみならず、中堅・ベテランの内科医の皆様にも積極的なご参加をお待ちしております。
また、本コースは医師だけでなく、看護師をはじめとした医療スタッフの参加も歓迎しております。急変対応能力の向上や院内救急体制への理解を深める機会として、ぜひご活用ください。
文責:心臓血管内科/救急部 田原良雄
最終更新日:2026年07月28日