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日本人脳梗塞患者における新規血栓溶解薬テネクテプラーゼの有効性を世界脳卒中学会でプレナリー発表

2025年10月31日

2025年10月22日~24日にスペイン、バルセロナで開かれた第17回世界脳卒中学会(World Stroke Congress)のプレナリーセッションに、国内臨床試験T-FLAVORの主解析結果報告が選ばれ、国循脳血管内科の井上 学特任部長が発表いたしました。脳梗塞新規血栓溶解薬テネクテプラーゼが従来薬アルテプラーゼと比べて、閉塞血管のより優れた早期有効再開通効果を示すことを示し、同薬の国内承認に向けて弾みとなる結果でした。今後、論文公表を目指します。

※T-FLAVOR試験

急性期主幹動脈閉塞型脳梗塞患者に対する、上記2剤の有効性と安全性を比較検討した、国内多施設共同医師主導無作為化比較試験(共同研究代表者:国循 豊田一則副院長、杏林大学 平野照之教授)。国内18施設が参加し、2022~2025年に遂行されました。日本医療研究開発機構(AMED)より主たる研究助成を受け、クラウドファンディング事業にても多くの皆様にご協力いただきました。

関連リンク

T-FLAVOR試験:https://t-flavor.stroke-ncvc.jp/
第17回世界脳卒中学会:https://worldstrokecongress.org/



世界脳卒中学会で結果発表する井上特任部長

国循脳血管内科のページはこちらから確認いただけます。

最終更新日:2025年10月31日

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