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JMECC~RRS対応コース 令和6年度開催報告

令和6年6月15日(土)に国立循環器病研究センター研究棟2階トレーニングセンターにおいてJMECC(ジェイメック:Japanese Medical Emergency Care Course,日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)~RRS(院内迅速対応システム:Rapid Response System)対応』コースを開催しました。

受講生は6名(医師5名、看護師1名)。コースディレクターを山本一博先生(当院 副院長)、ブース長を田中寛大先生(近畿大学病院 脳卒中センター 医学部講師)、インストラクターを齋藤 研先生(当院心臓血管内科 専門修練医)、アシスタントインストラクターを鴨川徳彦先生(当院脳血管内科 内科医員)と私が勤めました。また、ICU病棟看護師の志村ともみさん、藤田有希代さんにご協力いただきました。そのほかJMECC~RRS対応コースの開催に際してご尽力くださいました皆様に感謝いたします。

◆JMECCとは
JMECCとは救急医療に接する機会の少ない内科医が、心肺蘇生のみならず、緊急を要する急病患者に幅広く対応できるよう考慮して、日本救急医学会策定の「ICLS(Immediate Cardiac Life Support)」基礎に、日本内科学会独自の「内科救急」をプログラムに導入した約7時間30分の講習会です。
午前中は、シミュレータを使用した一次救命処置(BLS)、AED使用法から始まり、気管挿管と電気的除細動を用いた二次救命処置(ALS)アルゴリズムを習得します。午後からは内科救急から心停止のシナリオに沿って、疾病救急と急変(心停止)への対応を実技実習します。最後には筆記試験が行われ、一日を通して「日常臨床で遭遇する予期せぬ容態悪化に対応する能力を実践型教育によって習得する。」とういう目的が反映されている非常に充実した講習会です。

◆新内科専門医制度研修プログラムにおけるJMECCの位置づけについて
国立循環器病研究センターは新内科専門医制度において、基幹施設となりました。基幹施設の用件として「自施設でのJMECC開催」が求められています。
また、JMECCは、新専門医制度において内科専攻医は必ず履修しなければならない講習会で、内科専門医資格を取得するにあたり必須となります。

◆今後のJMECC開催情報
国立循環器病研究センターでは、JMECCを令和4年7月から開催し、令和5年7月からはJMECC~RRS対応コースとして開催しております。今後も毎年の開催を予定しています。専攻医だけでなく、中堅からベテランの内科医まで、様々な内科救急・蘇生に対応できるよう積極的な受講をお待ちしております。

令和6年6月15日 JMECC~RRS対応コース 国立循環器病研究センター受講生と指導者
文責:心臓血管内科/救急部 田原良雄

最終更新日:2024年06月21日

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