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第19・20回 救急隊スキルアップ講座の開催報告

 国立循環器病研究センターが主催する救急隊スキルアップ講座を2024年6月11日(火曜日)午前(10時から12時)と6月12日(水曜日)午前(10時から12時)に国立循環器病研究センター研究棟2階トレーニングセンター(トレーニング室、講義室および第14会議室)にて看護部の協力を得て開催しました。

 2014年9月より国立循環器病研究センターでは、特定機能病院としての役割を果たすため、救急隊員との連携を強化する目的で急性心筋梗塞、急性大動脈解離、脳卒中などの一刻を争う循環器救急疾患に関して救急隊の病院選定に役立つ情報提供および救急現場での手技向上のための実習を含めた講演会(救急隊スキルアップ講座)を開催してきました。

 今回は、過去の救急隊スキルアップ講座における参加者からのアンケート結果をもとに静脈路確保に関するシミュレーターを使用した実習(30分)[トレーニング室]【写真1】と講義(30分)[講義室]【写真2】およびプレホスピタルで役立つ LVO scale を活用した脳卒中トリアージと急性冠症候群を疑う患者に対する12誘導心電図の測定と測定結果の伝達・伝送に関する講演(40分)[第14会議室]【写真3】をグループに分かれてローテーションする方法で受講していただきました。

 国立循環器病研究センターに患者を搬送する地域(吹田市、豊中市、箕面市、池田市、茨木市、摂津市、高槻市、大阪市、守口市、門真市、枚方市、寝屋川市、大東市、四條畷市、交野市、乙訓郡、伊丹市、宝塚市、川西市、尼崎市、芦屋市、西宮市)の救急隊員(主に救急救命士)を対象に2日間で258名が受講しました。

 救急隊スキルアップ講座に参加した救急隊員の今後の活躍を期待しています。

【写真1】静脈路確保の実習

【写真2】静脈路確保の講義

【写真3】脳卒中と急性冠症候群に関する講演

最終更新日:2024年06月15日

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