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失神(気絶(きぜつ))外来

診療科等の概要

 

失神・気絶きぜつは軽い病気ではありません

失神(気絶きぜつ、脳貧血)は突然起こる、短い時間の意識の消失を指します。
短時間とはいえ、脳全体の機能が大きく障害されて起こります。
原因として、色々な理由で心臓から脳に届く血流が減ることが考えられます。
自律神経障害が原因であることが多いですが、心臓疾患とくに不整脈が原因となることも少なくありません。また脳や頸部の血管が狭くなっていたり、一過性脳虚血発作(脳梗塞の前触れ発作)やてんかん発作などの脳疾患を失神と見誤ることもあります。
失神(気絶きぜつ)のため、自動車運転が厳しく制限されることもあります。
失神(気絶きぜつ)はけっして軽い病気ではなく、原因を詳しく調べて正しく治療する必要があります。

国循には失神(気絶きぜつ)の専門家がたくさん居ます

このように、失神(気絶きぜつ)は心臓疾患と脳疾患に詳しい医師が正しく診断すべき病気です。当院の脳血管内科・脳神経内科と心臓血管内科(不整脈科)の医師が連携することで、適切な診断と治療を、ご提供させていただきます。両科は「ブレインハートチーム」のチーム診療で、失神(気絶きぜつ)の患者さんへの最良の診療に努めています。隣接する市立吹田市民病院脳神経内科(中野美佐部長、てんかん専門医)とも密接に連携し、てんかん患者さんの長期的ケアも行っています。

受診のタイミングは?

自律神経障害による比較的問題の少ない失神(気絶きぜつ)と、心臓や脳の病気が原因の失神(気絶きぜつ)を正しく鑑別するには、発作後早めの受診をお勧めします。とくにご高齢の方、失神(気絶きぜつ)を繰り返す方には詳しい原因精査を強くお勧めします。意識消失時間が長くなるほど、脳疾患が存在する可能性が増し、このような場合も早めの受診が必要です。

どう手続きすればよい?

当院の脳血管内科・脳神経内科、不整脈科のどちらを受診されても、きちんと対応いたします。脳血管内科・脳神経内科の初診外来枠内に「失神(気絶きぜつ)外来」の枠を設けていますので、失神(気絶きぜつ)外来を指定した場合は脳血管内科・脳神経内科医師がはじめに診察いたします。頭部MRI、頸部血管エコー、チルト試験、長時間心電図、心エコー、脳波などの専門的検査を、病状に応じて外来あるいは入院で、不整脈科と連携しながら迅速に行います。危険な不整脈や脳梗塞を、決して見逃しません。

【ご紹介いただく場合】 (月~金曜日まで、毎日ご紹介いただけます)
国循HP→病院→医療関係者の皆さまへ→ 患者さんを紹介いただく手順について
Excelファイル「失神(気絶きぜつ)外来 診療希望」とご記入のうえ、専門医療連携室(06-6170-1348)へFAXでご送信ください。24時間送信可能です。
【患者さんが紹介状を持って直接来院される場合】
中央窓口1番(初診)に紹介状をお持ちいただき、失神(気絶きぜつ)外来受診希望とお伝えください。

 

最終更新日:2024年10月28日

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