小児心臓外科
対象疾患・治療法
ダブルスイッチ手術
ダブルスイッチ手術
修正大血管転位などの房室錯位は、左右の心房・心室の接続が正常の逆になっている疾患群です。従来の機能的修復術は並存する心室中隔欠損の閉鎖や、左心室-肺動脈接合などを行う手術ですが、術後は右心室が体心室として機能するため遠隔期の心機能低下が問題となります。この疾患群に対し、当センターでは血流を2箇所で転換することにより左心室を体心室とする解剖学的修復術であるダブルスイッチ手術を導入し、積極的に行っています。非常に複雑で大きな手術ですが、手術適応や手術方法を発展させて、患児の術後の生活の質の向上に努めています。
最終更新日:2021年10月08日