薬剤部
薬学実務実習について
国立循環器病研究センターでは、薬学実務実習の受け入れを積極的に行っております。
病院薬剤師は、調剤業務、注射剤の無菌調製業務、病棟業務といった一般的な業務に加え、薬剤師の専門性を活かした多岐にわたる業務を担っています。長期実務実習を通じて、薬剤師が病院でどのように医療に貢献しているかを体験できるよう、スケジュールを組んでおります。
当センターでの実習を通じて、医療現場における薬剤師の役割を深く学んでいただければ幸いです。
国立循環器病研究センターにおける実務実習のポイント
長期実務実習で求められる代表的な疾患を学べます
当センターは、循環器を専門とする急性期病院です。循環器専門病院ではありますが、長期実務実習で求められる代表的な8疾患のうち、高血圧症、糖尿病、心疾患、脳血管障害については、専門性を活かして深く学ぶことができます。また、感染症、精神神経疾患、免疫・アレルギー疾患を合併した患者も入院しており、これらについても学ぶ機会があります。
がんについては、近隣の医療機関と連携しており、その施設での1日実習を通じて、病院におけるがん診療への薬剤師の関わりを深く理解していただけます。さらに、がん領域に精通した薬剤師が複数在籍しているため、模擬症例を用いた臨床に即したがん診療の学習をしていただきます。
最新の調剤機器を揃えております
当センター薬剤部は薬剤師業務のタスクシフティング、安全面の配慮のため、最新の調剤機器を導入しております。最近では、全自動秤量散薬分包機 (いわゆる散薬ロボット)や全自動薬剤払出機 (PTPシートの薬剤を1錠単位で払出可能な機器)を導入しています。
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全自動秤量散薬分包機 | 全自動薬剤払出機 |
病棟業務を深く学べます
当センターの実習では、病棟業務を網羅的に経験できるようスケジュールを管理しています。この取り組みにより、実習生の皆さんに病棟における薬剤師業務を深く学んでいただけます。
薬剤部以外の業務も学べます
当センターでは、放射線部門に専属の薬剤師を配置しています。放射性同位元素(RI)を用いた放射性医薬品の調製や品質管理業務を行っており、その薬剤師の指導のもと、放射性医薬品の取り扱いや放射線部門における薬剤師の役割を学ぶことができます。
多くのチーム医療に参加できます
当センターでは、薬剤師の専門性を活かし、さまざまなチーム医療に薬剤師が参画しています。実習生の皆さんには、感染対策や栄養サポートなどのチーム医療のラウンドに薬剤師と同行していただき、チーム医療への理解を深めていただけます。
実習スケジュール
実習時間:平日 9時00分~17時00分(うち昼休憩1時間、レポート作成時間含む)
(土日祝の実習はなし)
問い合わせ先
国立循環器病研究センター 薬剤部 薬学実務実習担当者
最終更新日:2025年03月18日