もやもや病専門外来
診療科等の概要
ごあいさつ

担当医師
濱野 栄佳
国立循環器病研究センター脳神経外科では「もやもや病専門外来」(毎週金曜日 午後、担当医師:濱野栄佳)を開設しております。
もやもや病は厚生労働省により難病指定を受ける、原因不明かつ稀少な進行性頭蓋内血管狭窄をきたす疾患です。脳梗塞や頭蓋内出血を引き起こすことがあるため、適切な診断と治療が重要となります。外科的血行再建術(バイパス手術)が治療の中心となることが多いですが、特殊な疾患であるため手術適応の判断や周術期管理には専門的な知識と経験が必要とされます。私自身は2010年から国立循環器病研究センターでもやもや病の診療に携わっており、当センターはもやもや病バイパス手術の黎明期である1970年代から本疾患の外科治療を行ってきました。脳外科医のみならず、手術部や病棟スタッフを含めたチーム全体がもやもや病診療に精通していることは、本疾患の治療を行っていく上で大きな強みです。
当科ではもやもや病の診断、手術適応の判断、術後の長期フォローアップまで一貫して行っています。すべての患者さんに直ちに手術が必要となるわけではなく、病状に応じて経過観察を行いながら、適切なタイミングで治療介入を検討します。手術によってもやもや病そのものが完治するわけではない点が本疾患の難しさではありますが、必要に応じて治療を行うことで、多くの患者さんが日常生活や就学・就労を継続されています。もやもや病は小児や若年者に多く、長期的につき合っていく必要のある疾患です。それぞれの患者さんの状況に応じて、適切な医療を提供できるよう努めてまいります。
もやもや病と診断された方へ
もやもや病は脳血流不足による脳梗塞や一過性脳虚血性発作(短時間のしびれや脱力などの神経症状)、脳血管の破綻による頭蓋内出血を引き起こすことがある病気です。このような症状をきっかけに診断されることもありますが、脳ドックや頭痛などの検査でMRI検査を受けてもやもや病を疑われることも多くあります。また、病気の進行度によって血管の形が様々な変化を呈しますので、一度のMRI検査だけでは診断が難しいこともあります。症状や検査所見をみながら、どのような精密検査を行うか判断していきます。「原因不明の脳血管狭窄」「もやもや病の疑い」「もやもや病の治療について詳しく知りたい」といった方々に、受診をおすすめしています。
もやもや病については、知っておきたい循環器病あれこれ117「もやもや病・・・ここまできた診断・治療」にまとまっています。また、当ホームページでは疾患解説ページを設けております。あわせてご参照ください。
ご紹介いただくかかりつけ医の先生方へ
紹介方法
患者さんをご紹介いただく際には、「診療予約依頼書(Excelファイル)」に必要事項をご記入の上、患者サポートセンター室(06-6170-1348)へFAXでご送信下さい。24時間送信可能です。
詳細は「患者さんを紹介いただく手順について」のページからご確認いただけます。
診察日時
毎週 金曜日 15:00~(予約制、初診のみ)
| 氏名 | 専門領域 |
|---|---|
| 濱野 栄佳 | もやもや病、脳血管狭窄閉塞症、脳血管障害の外科治療 |
もやもや病診療実績


最終更新日:2026年05月27日