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心血管病予防・QOL推進研究部

診療科等の概要


1. 心血管病予防・QOL推進研究部(QLAP)の目的と使命

“生涯にわたる心血管病の予防・管理、および生活の質向上”、を達成するために必要な研究を行うこと

心血管病予防・QOL推進研究部のロゴマーク
▲心血管病予防・QOL推進研究部:ロゴマーク

2. QLAP設立の背景

我が国は、長寿社会を迎え、健康寿命の延伸と生活の質(QOL)の維持・増進が求められています。疾病があっても、適切な治療や管理により疾患の進行や更なる重症疾患の発症を防ぐことは、個人の健康だけでなく、持続可能な社会の構築にも貢献します。例えば高血圧を抱える人はとても多く、約4,300万人と推計されておりますが、適切な治療を受けかつ適切な血圧にコントロールされている人はそのうち30%にも満たないと報告されています。高血圧としてはすでに発症しておりますが、この段階で血圧をしっかり管理することは、その後の心筋梗塞・脳梗塞を予防することにつながります。このように、一つ一つの疾患は独立しているわけではなく、関連しているので、長い生涯を考えた上での疾病管理が、最終的なQOLの維持・向上につながります。

近年、予防医学や心血管疾患の取組みは進化を遂げています。予防医学では、1次から3次予防の3段階に焦点を当て、疾患の予防からリハビリテーションまでの全過程を考慮に入れています。心血管疾患においても、早期からの病態進展予防と管理の重要性が認識されるようになりました。これらの医学の進歩を踏まえ、疾患の各ステージに適切な治療や介入を行い、患者のQOLを維持・増進するための総合的なアプローチが必要です。

そこで、このアプローチを実現するために、国立循環器病研究センターと明治安田生命明治安田総合研究所との共同プロジェクトとして、QLAPを設立しました。

3. QLAPの組織


部長:北井 豪(心不全部 部長 併任)

室長:張 俊逸

4. QLAPの取り組み

“心血管病の予防・管理やQOLの増進に資する研究や社会実装を実施する”

  • 心血管疾患の軌跡の可視化と重症化因子の同定
  • 心血管病発症予測モデルや再発予測モデルの構築
  • 啓発・早期発見・疾患管理ツールの開発
  • 心血管疾患生涯保障プログラムの開発
  • 保険データベース解析プロジェクト
など

5. QLAPでの成果

①掲載論文
  • 超高齢者の心不全:高齢化が進む日本における臨床的・経済的負担の増大
    Takeshi Kitai, Mitsuaki Sawano. Heart Failure in the Oldest-Old: A Growing Clinical and Economic Burden in Aging Japan, JACC. 2025 Sep, 86 (10) 757–760.
    https://www.jacc.org/doi/10.1016/j.jacc.2025.07.009
②循環器病ハンドブック

予防から治療中の方まで、循環器病についての正しい知識を深め、予防につなげていただくために作成しました。各シリーズとも第1章のみ公開しております。フルバージョンをご希望の方はQLAPまでご連絡ください。

ア.虚血性心疾患編
虚血性心疾患編ハンドブック
(表紙をクリック)
イ.脳卒中編
脳卒中編ハンドブック
(表紙をクリック)
ウ.心不全編
心不全編ハンドブック
(表紙をクリック)

最終更新日:2026年02月05日

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