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弁膜症センター

診療科等の概要

 

弁膜症(SHD)センターとは

弁膜症疾患を代表とする心臓の構造に異常をきたした構造的心疾患SHDにカテーテルなどで 低侵襲に治療するセンターです。

センター長よりご挨拶

 日本は欧米やアジア各国と比較しても高い高齢化率にあり、今後も上昇していくとされています。高齢になると多くの心臓疾患の発症率は上昇しますが、このセンターの名称にある弁膜症も加齢とともに発症率が上昇します。



 心臓には4つの弁があり、これは心臓の中で血液が一方向性に効率よく流れることを可能とします。弁膜症になると、弁が十分に開かず血液が通過しにくい、あるいは血液が弁の隙間を通って逆戻りするなどに至り、その結果、肺に水が溜まるなどして呼吸困難などの症状を起こします。

 従来は、弁膜症の治療には外科医が胸を開けて人工弁に置換する、弁を修復するという侵襲の大きな方法しかありませんでしたが、この10年で大きく変わり、カテーテル治療など、患者さんへの負担を軽くした侵襲度の低い治療が選択肢として加わりました。低侵襲治療は外科医と内科医が共同で行っており、内科医の中でも色々な専門性を有する医師が参画する必要があり、従来の診療科の枠組みを超えたチーム編成が求められます。国循では、国内で実施可能な色々な低侵襲治療を既に実施しておりますが、この治療を行うチームの枠組みを院外の方々に認知していただきにくかったこともあり、弁膜症(SHD)センター設立に至りました。()で書いておりますSHD(structural heart diseaseの略語)というのは構造的心疾患と訳され弁膜症以外の病気も含みますが、患者数の多い弁膜症を本センターの名称に用いております。

 このセンターでは、高いレベルの治療を今後も患者さんに提供することは当然ですが、その他に、海外で開発された新規治療の国内導入に必須である治験に積極的に取り組み海外とのデバイスラグと呼ばれる治療導入の遅れを少しでも短縮することへの貢献、新しい治療指針の提唱、新しい治療機器の開発促進も使命と考えております。

センター長:山本 一博

新規治療に興味のあるかたへ

ご紹介いただく先生へ

患者さんをご紹介いただく際には、「 診療予約依頼書(Excelファイル)」に必要事項をご記入の上、専門医療連携室(06-6170-1348)へFAXでご送信下さい。24時間送信可能です。

弁膜症クリニック  診療希望 」とご記入いただきますようお願い申し上げます。
月曜日から金曜日まで、すべての曜日で対応しています。
*曜日に関しましては、可能な限りご希望に沿わせていただきますので、ご遠慮なくお申しつけください。

詳細は こちらのページからご確認いただけます。

最終更新日:2024年01月30日

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