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循環器病を予防する

Q. 健診はどのようにして受けたらよいのですか?

A. 現在お持ちの保険証の発行元から健診を受ける際に必要な受診券が送られてきます。年に1回受けることができますので、受診券が送られてこない場合など、何かご不明なことがありましたら、保険証の発行元にご相談ください。受診券の取り扱いが市町村により異なりますので、お住いの市町村役所にご相談ください。

健診申込窓口

Q. どこも悪くないのに健診は受ける必要があるのですか?

A. 高血圧、脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病はほとんど自覚症状がありません。健診を受診して初めて、自分がこれらの病気になっていることが分ります。また、これらの病気は脳卒中や心臓病などの危険因子であり、知らない間に病態が進行し、突然、脳卒中や心臓病など発症し、命にかかわることや、後遺症が残り日常生活に支障をきたす場合などが出てきます。そのようなことにならないために、年に1回の健診を受診して、自分の健康管理をしてください。

Q. 「健診」と「検診」の違いは何ですか?

A. 「健診」とは、主に循環器病の危険因子があるか否かを検査して循環器病を予防することを目的としていますが、「検診」は、主にがんなどの病気を早期に発見し、早期に治療することを目的とした検査です。例えば、肺がん検診や乳がん検診などの「がん検診」は、検診の代表なものです。なお、市町村ごとに検査項目は異なりますので、市町村役所の保健センターにご相談ください。

Q. これまでの健診で特に異常はありませんでした。毎年受ける必要はあるのでしょうか?

A. 高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、日常生活の状態により値が変わってきます。前年は悪いところがなくても、知らない間に値が悪くなっていることがあります。毎年の健診を受けて現時点で問題点がないかどうか点検してください。また、毎年健診を受診することで検査項目の値を比較することができ、より早期の発見や予防に大切なご自身のデータとなります。年に1回は点検して健康維持に努めてください。

Q. 動悸などの自覚症状があります。早く健診で診てもらえませんか?

A. 健診(検診)は、体全体の健康チェックを行う検査で、皆様方には同じ検査項目を受けていただくため、検査内容が決まっております。自覚症状がある場合には、その症状に応じた適切な検査と治療が必要になります。自覚症状がある場合には、健診(検診)を受けるのではなく、早めに、医療機関を受診してください。

→ 動悸の場合は不整脈外来へ

Q. かかりつけ医に定期的に受診しているので、健診は受けなくてもよいですか?

A. かかりつけ医にはすでにかかっている病気の治療や経過観察のために受診している為、検査はその病気に関するものとなります。健診はまだかかっていない病気を含めた健康をチェックをするものです。なお、かかりつけ医で健診を実施している場合もあります。保険証の発行元から送られてくる受診券を使い、無料でお受けいただくことができます。詳しくはかかりつけ医または保険証の発行元にご確認ください。

Q. 血圧が高めです。高血圧にならないために、どのようなことに気を付けたらよいでしょうか?

A. 血圧は朝と夜で違いがあることがあります。血圧が高いといわれた場合は、朝に起床し排尿された後と就寝前に血圧を測定して、値を書き留めて、かかりつけ医にご相談ください。血圧が高くならないようにする生活習慣の改善としては、①減塩(塩分1日6g未満)、②野菜果物をしっかりとる、③飽和脂肪を減らす(魚をとる)、④適正体重、⑤適正飲酒(日本酒換算で1日当たり男性1合まで、女性半合まで)、⑥禁煙、受動喫煙を避ける、⑦運動習慣の7つの項目が重要です。最初は一つでいいので、この中で自分ができやすいものを選択して取り組んでください。なお、糖尿病や腎不全などの病気があるときは、かえってその病気を悪化させることもありますので、あらかじめ主治医にご相談ください。

→ 高血圧を指摘されたら高血圧外来

Q. 血清コレステロールが高めです。脂質異常症にならないために、どのようなことに気を付けたらよいでしょうか?

A. コレステロールが高めといわれた時に推奨される生活習慣の改善は、高血圧と共通する①減塩(塩分1日6g未満)、②野菜果物をしっかりとる、③飽和脂肪を減らす(魚をとる)、④適正体重、⑤適正飲酒(日本酒換算で1日当たり男性1合まで、女性半合まで)、⑥禁煙、受動喫煙を避ける、⑦運動習慣、の7つに、⑧大豆製品の摂取を増やす、⑨未精製穀類や海藻の摂取を増やす、を加えた9項目が重要です。まず、これらの中で自分がどの項目であれば改善できやすいか選択して、それに取り組んでください。また、遺伝的にコレステロール値が高くなりやすい場合もあります。なお、何か病気で治療を受けられている場合には、先ず主治医にご相談ください。

→ 脂質異常症といわれたら動脈硬化・糖尿病内科外来へ

Q. 風邪の症状または普段より熱が高いですが健診を受診できますか?

A. 風邪症状がある方や発熱のあった方で解熱後2日以上経過していない方、また、咳の続く方は健診を受けないようにお願いします。風邪はウイルス性の感染症です。他の健診に来られている方や治療に来られている患者さんにうつしてしまう可能性があります。さらに、風邪症状などがあると、隠れている病気が分かりにくくなります。体調が回復してから受診して下さい。

Q. 健診の結果報告書に「要相談」と書かれていますがどうしたらよいですか?

A. 「要相談」とは、該当する病気の可能性がある、疑わしいところがあるのでもう少し詳しく調べてみましょうという意味が含まれています。まだ、病気と確定診断されたわけではありませんので、結果報告書を持参の上、かかりつけ医にご相談ください。

Q. 循環器ドックとはなんでしょうか?

A. 循環器病は予防が重要です。そのためには「健診」で循環器病の危険因子を検査して循環器病を予防することが大事です。しかし、循環器病になるリスクは個人で異なり、予防に心がけていても思いもかけず病気になってしまうことがあります。循環器ドックは動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞、あるいは動脈瘤による脳出血や大動脈解離などの病気を発症前に発見し、治療することを目的としています。検査費用は自己負担となりますが、ご家族に循環器病になった方がある場合や、予防対策が不安だとご心配の方は受診をされることも考えてみてはどうでしょうか。なお、胸痛、息切れやめまい、足の痛みなど具体的な症状がある方はその症状の原因を調べるために通常診療で検査を行うことができますのでかかりつけ医に相談の上専門医を受診してください。

→ 循環器ドックを受けたい方は高度循環器ドックのページへ

最終更新日 2017年05月08日

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