ホーム > 患者の皆様へ > 病気を予防する > 高度循環器ドックのご案内

高度循環器ドックのご案内

全文はこちらをご覧ください:国立循環器病研究センター 高度循環器ドック

「統合探索的生体観測プロジェクト」と高度循環器ドックについて

国立循環器病研究センター(国循)では、高度先進医療の開発を推進するため、健康な方を対象に、からだの形と働きの基本情報を収集するプロジェクトを平成25年9月より立ち上げ、多くの方々にご利用いただいております。このプロジェクトは、参加いただく方にとって、循環器病の早期発見のための「スーパードック」ともいえる内容であり、「高度循環器ドック」としてここにご案内申し上げます。

2016年2月
理事長 小川 久雄

循環器病と国循

「循環器病」は血液の循環を司る心臓と血管の病気の総称です。代表的な病気は心筋梗塞と脳卒中で、いずれも本邦の死因の上位を占めることは、よく知られています。2011年では、心臓病は死因の第2位、脳卒中は第4位です。

1977年に設立された国循は、この循環器病の究明と制圧のための国内唯一のナショナルセンターで、脳卒中と心臓病・血管病のいずれにおいても、高度かつ先進的な医療を提供しています。そして早期発見や予防についても研究を重ねてきました。

循環器病は予防と発症前の診断が大切

循環器病では全く症状の無い方に突然、命に関わる重大な状況が発生します。幸いにして生命の危機を脱したとしても、しばしば後遺障害を残して、ご本人の人生を大きく損なうのみならず、ご家族や社会にも重い負担をかけることになります。これが循環器病の怖いところです。

一方で、循環器病は、その準備状態となる生活習慣の改善などで予防できます。重大な病気の予備軍の状態を発見できれば、先制攻撃としての治療を行うことも可能です。ここに、早期発見のための「循環器病ドック」の意義があります。

「統合探索的生体観測プロジェクトとドック」の有用性について

このプロジェクトでは、先端医療機器や最新の検査法を駆使して心臓と脳、全身の血管をトータルで観測し、結果を先進医療の開発に結びつけます。

その内容を「ドック」として見ると、最新の科学的知見に基づいて異常が捉えられること、国循の最先端の医療にたずさわる専門医による診断と説明が受けられること、受診後のフォローがあることが特色です。
このプロジェクトは保険診療ではありませんが、病気が見つかれば、以後は通常の保険診療として国循で経過観察や治療をさせていただきます。

本プロジェクトに参加される皆様へのお願い

国循では、高度の医療の提供だけでなく、次世代の医療を創ることもミッションと考えています。このプロジェクトは先進医療の開発を支援する事業の一環でもあるため、「ドック」に参加いただいた皆様の情報はセンターのデータバンクに蓄積して、その目的に使用させていただきたいと思います。ご了解とご協力をお願いいたします。

高度循環器ドックの受診を希望される方へ:ご注意とお願い

国立循環器病研究センターの「高度循環器ドック」(以下 本ドック)の内容につきまして、少し説明を追加させていただきます。
本ドックは、循環器病の高度先進医療の開発を進める研究プロジェクトの一環として行われるので、通常の健診やドックとは違うところがあります。一つは検査項目の設定、もう一つは検査結果の研究利用です。

本ドックでは、通常の健診やドックでは行わない高度な検査を行って、研究的な情報を獲得するとともに、循環器病を早期発見することを目的としています。このため、一般的な健診項目の一部やがんについての項目は含まれておりません。そこで原則として、本ドックの受診は1年以内に通常の健診またはドックを受診されている方に限らせていただきます。本ドックを受診される際には、その結果を必ずご持参ください。本ドックの判定に際して、参考にさせていただきたいと思います。また、がんの早期発見をご希望の場合は、別のドックをお受けいただくよう、お願いいたします。

もう一つの検査結果の研究利用については、本ドックの検査の結果を今後の医療の開発に役立てるため、センターのバイオバンクへの登録のご協力をお願いしております。お申し込み後に、バイオバンクの説明文書をお送りいたします。本件につきましては、ドック当日に改めてご説明とお願いをさせて頂きますので、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

病院長 峰松 一夫

最終更新日 2017年03月30日

ページ上部へ