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生理機能検査室

検査の詳細
ストレスエコー検査

ストレスエコー検査

検査でわかること

ストレスエコー検査には、患者さまに運動を行っていただく運動負荷心エコー検査と薬剤を使用するドブタミン負荷心エコー検査の2種類があります。どちらの検査も運動またはドブタミンという点滴のお薬により心臓に負担をかけることで、安静時には認められない心臓の筋肉の動きや血液の流れかたの変化について調べるエコー検査です。

検査の方法

検査は、医師2名以上、検査技師1名以上で行っています。

運動負荷

運動負荷心エコー検査は、上半身は肌が見える状態(上からタオルをかけます)で、専用の検査台の上に少し仰向けに寝ころんだ状態で、自転車のペダルをこぐ運動をしていただきます。また、超音波画像の見え方により、検査台を横に傾けることがあります。
超音波を使って、安静時と運動時の心臓の動きや血液の流れかたについて詳しく調べます。心電図と血圧、血液中の酸素濃度(酸素飽和度)の記録も行います。心臓に負担 がかかるようにペダルが徐々に重くなりますが、実際の運動時間は10分~15分程度です。運動終了後、心臓の動きや血流の流れ、心拍数、血圧が運動前の状態に戻れば検査終了です。

ドブタミン(薬剤)負荷

ドブタミンとは心臓の筋肉が収縮する力を高め、心拍数と血圧を上げるお薬です。つまり、心臓を運動している状態にするお薬です。薬剤負荷心エコー検 査も運動負荷心エコー検査と同じように上半身は肌が見える状態でおこないます。検査は点滴をしながらします。検査中は心エコー・心電図・血圧・指にセンサ をつけ血液中の酸素濃度(酸素飽和度)を測定しながら、目標とする心拍数に到達するまで順次、少しずつお薬の量を増やします。点滴を中止した後、心拍数が 負荷前の状態に戻れば検査終了です。

検査時間

全体の検査時間はおよそ1時間です。

検査を受けられる患者さまへ

ストレスエコーは、心臓にストレス(負荷)をかける検査です。食事は2時間以上前までに済ませておいてください。また、体調が悪い場合は申し出てください。特に運動負荷検査を行う際は、足や腰に怪我や痛みなどがある場合も必ず申し出てください。検査を安全に行うためにご協力をお願いいたします。

最終更新日:2021年10月08日

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