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動脈硬化・糖尿病内科

肥満症

世界保健機構(WHO)によると世界の肥満患者は1980年から2倍以上に増加し、過体重もしくは肥満は世界の死亡原因の第5番目に挙げられます。糖尿病患者の44%、虚血性心疾患の23%、悪性腫瘍の7-41%で肥満が原因となり、主な死因となっていると考えられます。

日本人の肥満の推移

日本においても肥満は深刻な問題になっています。国民健康・栄養調査の結果では、特に男性はすべての年齢階級で、肥満患者が有意な増加傾向を認め、特に働き盛りの30-40歳代で急に体重が増え始める人が多くなっています。一方で、女性は20-30歳台は横ばいで、40-60歳台では緩やかな減少傾向を認めています。

肥満度分類

肥満の判定には、国際的にBMI(Body mass index)を用い、体重を身長の2乗で除した値になります。世界基準ではBMI30以上を肥満と定義しますが、日本には高度肥満が少なく、軽度の肥満でも健康障害につながりやすいためBMI25以上を肥満と定義します。
我が国のBMI≧25の男性は28.6%、女性は20.3%、BMI≧30は3.5%、BMI≧35は0.3%です。

肥満度分類

肥満症の診断はBMI≧25以上に加え、

  1. 肥満に起因ないし関連し、減量を有する健康障害を有するもの
  2. 健康障害を伴いやすいハイリスク肥満

のどちらかの基準を満たすものになります。


肥満症に合併する疾患

肥満に関連する健康障害は11個あると言われており、2型糖尿病や脂質異常症、高血圧、また痛風の原因となっている高尿酸血症を引き起こします。これらは動脈硬化の原因となるため心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。また睡眠時無呼吸症候群はいびきを指摘されたことがある人は要注意です。また今は大丈夫でも将来的には膝や股関節などが変形する関節症のリスクにもなりますし、女性では肥満があるだけで月経異常や不妊の原因になります。腎臓病は糖尿病の合併症として有名ですが、肥満症にも合併し、タンパク尿や透析の原因になります。


肥満症の治療

最終更新日 2017年01月23日

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