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生理機能検査室

検査の詳細
加算平均心電図

加算平均心電図

検査でわかること

加算平均心電図は、心電図波形のたし算と平均を交互に繰り返して、通常の心電図では記録できないとても小さな信号を記録する検査です。
心筋梗塞や心筋症などの病気では、心臓の細胞が傷ついたり、炎症がおこることでその部位の刺激が正常に伝わらなくなるため、心室頻拍や心室細動などの重篤な不整脈をおこす危険があります。
加算平均心電図は、重症心室性不整脈の発生予測に大変有用な検査です。

検査の方法

心電図検査と同様に上半身は肌が見える状態で、脚は膝下が見えるようにして、胸など7箇所に専用の電極シールを取りつけます。
検査は、正確に結果を評価するために、2~3回記録を繰り返します。患者さまは、ベッド上で仰向きに15分~30分程度安静にして頂くだけで、検査は終了します。

検査時間

15分から30分程度ですが、不整脈の種類や有無、患者様の脈拍数、状態などで異なります。

検査を受けられる患者さまへ

電極シールをしっかりと装着するため、汗、皮脂、角質を消毒用アルコールでふき取ります。消毒用アルコールでかぶれる方は事前にお申し出下さい。
加算平均心電図検査は、身体のとても小さな信号をとらえる検査のため、検査中は動いたり力が入ったりしているときれいに記録が出来なくなり、検査時間がかかりますので、できるかぎりのリラックスをして安静にしていて下さい。また検査時、患者さまの状態よって検査時間が長くなることもありますので、お手洗いは事前に済ましておいて下さい。 加算平均心電図検査は、心電図検査と同じで心臓から発生する電気を計測しているだけですので、身体への影響はありません。安心して検査を受けて下さい。

最終更新日:2021年10月08日

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