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心臓外科

対象疾患・治療法
心房細動について

心房細動について

心臓は、大きく「心室」と「心房」に大別されますが、心房細動とは「心房」に起こる不整脈の一種です。 原因は、弁膜症、加齢、甲状腺機能亢進症など多岐に渡ります。

「心室」に起こる不整脈とは異なり、心房細動そのものは直接的に突然死を引き起こすことはほとんどありません。しかし、細動(細かく震える)することで、心房内に血液の淀み・血液の塊(血栓)が出来てしまい、最終的に脳梗塞の原因となるため、非常に注意が必要です。その為、心房細動を患っている方は一生涯血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を飲み続ける必要があります。

当院では、1992年から心房細動を手術で治療する「メイズ手術」を積極的に行っております。同手術は、不整脈の原因となる電気の流れを冷凍凝固により断ち切り(図1:水色線)、正しい電気の流れのみを残す手術になります。これまで合計1,100例を超える患者さんに行い、手術後1年で約92%の方が正しい脈に回復されています。

図1



最終更新日:2021年10月08日

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