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医療関係者の皆様へ

脳卒中前方連携パス

脳卒中は予防できる病気です。高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の治療や抗血小板剤の投与、心房細動に対する抗凝固療法など適切な治療により、脳卒中の予防が可能であるというエビデンスがたくさん示されています。しかしこれら生活習慣病や心房細動は無症状のことが多く、治療を勧められていてもコンプライアンスが悪く、治療を自己中断したり、十分なコントロールが出来ていないことが少なくありません。

脳卒中前方連携パスは、脳卒中の危険因子を持つ患者さんを簡便な方法で紹介いただけるようにして、無症候性脳梗塞の有無や血管病変の有無を検査し、脳卒中発症の危険度を判定し、今後の治療方針やフォローアップの必要性について患者さんに説明し、かかりつけ医の先生に結果をお返しするという仕組みです。必要に応じて生活習慣病に対する生活指導や資料、自己管理用のツールをお渡しし、治療に対するコンプライアンスを高める指導をします。発症予防の治療は基本的にかかりつけ医の先生方にお願いし、当センターでは必要に応じてフォローを行います。血管病変が高度である場合には短期間の検査入院をお薦めする場合もあります。

勿論万が一脳卒中を発症された場合には、直ちに当センターで治療を行いますので、救急車で受診するようにご指示下さい。

ご紹介は、「脳卒中前方連携パス用の情報提供書」(xls)に必要事項を記入していただき、専門医療連携室にFAX(06-6170-1348)でお送り下さい。

脳卒中前方連携パスの概要

対象

  • 脳卒中 high risk 患者
  • 脳卒中??と思う患者
  • 脳卒中になるのではと不安な患者
    (脳卒中・TIAの急性期は連携室、当直医に直ちに電話を)

依頼

  • 脳卒中前方連携パス連絡票

結果

  • スクリーニングを行い、診断・治療方針をお返しします。
  • 入院精査の必要な場合は、短期間の検査入院をお勧めします。
  • フォローアップが必要な場合は、その時期をお知らせします。
  • もし脳卒中になった場合、いつでも緊急対応します。

脳卒中前方連携パスの流れ

脳卒中前方連携パスの流れ

最終更新日:2021年09月27日

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