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プレコンセプショナルカウンセリング(妊娠に関する相談)外来

国立循環器病研究センターでは年間約100例の心疾患合併妊娠、約20例の脳血管疾患合併妊娠の分娩を管理しています。特に心疾患合併妊娠の分娩数は我が国では最も多く、世界でも英国のRoyal Brompton Hospital、カナダのMount Sinai Hospitalに次いで3番目です。それぞれの疾患のトップレベルのエキスパートが揃う国立循環器病研究センターならではの症例数です。

当センターには心疾患や脳血管疾患を有する患者様から妊娠に関する相談が日本全国から寄せられます。すでに妊娠しており、精査の結果、妊娠の継続が母児の健康を著しく害すると診断される場合にはやむなく妊娠を中絶することもあります。そのような場合、妊娠中絶が母体に与える肉体的、精神的損害は大きく、その後の生活にも影響を及ぼすこと場合があります。また、すでに妊娠している場合、放射線検査など検査に制限があり、十分な検査ができないこともあります。

妊娠前にカウンセリングを行なうことは様々な点で有利です。まず、不要な妊娠中絶をさけることができます。"避妊"と"中絶"では大きな差があります。また、逆に妊娠してはいけないと思い込んでいる患者様に妊娠の可能性を提示することもできます。さらに、妊娠していると行なえない検査も十分に行なえ、より精度の高い妊娠への影響が診断できます。このような点から妊娠前カウンセリングはとても大切です。私達は原疾患の診療科と相談しながら検査計画を立て、必要であれば入院して十分な検査の後、本人、家族を交えて説明をしています。

プレコンセプショナルカウンセリングは医療者側には浸透している概念です。とはいえ、先に述べたように、実際には他院で管理されていても、すでに妊娠した後に受診するケースは減っていません。心疾患や脳血管疾患は他の合併症よりも生命予後に直結しやすい疾患です。中絶の手技すら危険である場合もあります。私達はプレコンセプショナルカウンセリングで患者様の健康に寄与できるように。専門の外来を開設しています。

プレコンセプショナルカウンセリング外来(妊娠の相談外来)

対象心疾患をお持ちの患者様、脳血管疾患をお持ちの患者様、前のお子様が先天性心疾患をお持ちの患者様
外来毎週木曜日 13:00-16:00 完全予約制

最終更新日 2014年02月14日

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