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研究推進支援部

業績

2018年の業績

支援業務概要・研究活動の概要

【支援業務概要】

  • 動物実験管理室では、移転に向け新規施設に関して情報収集するとともに研究者のニーズにこたえるべく施設の設計・施工に関与した。
  • 動物実験管理室は、年間を通じ建設現場に赴き、詳細を確認し続けた。引き渡し時には現地の施設の詳細を点検し、不具合については早急な対応を求め、より良い施設機能を担保するために尽力した。
    引き渡し後も早期の施設開始に努めた。
  • 動物実験管理室では、移転に向けた施設・動物について移動計画を立て、スムーズな移行が行えるよう準備した。
  • 動物実験管理室では、センターで実施される動物実験について実験動物の福祉向上・研究の透明性の確保・研究の信頼性の向上に努め、適正な動物実験の実施を心掛け、研究者が安全に安心して研究に没頭できるよう基盤整備を行い、また適宜、指導を行った。
  • 動物実験管理室では、法令対応のため「動物の保護及び管理に関する法律」改正に伴う情報収集、実験動物・動物実験に関わる他組織との情報交換を行い、施設の今後について検討した。
  • 動物実験の社会的理解を得るための情報発信のあり方について調べ報告した。
  • 研究企画調整室と研究情報基盤管理室では、情報統括部、予防医学・疫学情報部と協力し、運営交付金における新規事業「人工知能(AI)技術を用いた循環器疾患の診断支援機能開発事業」の計画立案を支援した。
  • 研究情報基盤管理室では、情報統括部、予防医学・疫学情報部と協力し、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」における研究開発課題「AI基盤拠点病院の確立」の研究計画作成を支援した。
  • 研究情報基盤管理室では、情報統括部・医療情報部と協力し、センターにおける研究開発や診療業務に不可欠な情報基盤の整備および移転開発事業に関連した情報システム・機器の仕様策定・導入開発を行った。
  • 研究情報基盤管理室では、情報統括部・医療情報部と協力し、NISC(内閣サイバーセキュリティセンター)による情報セキュリティ監査に対応し、問題点の洗い出しやその対策を行った。
    また、それに伴い、センターの情報セキュリティポリシーの改定や手順書の整備を行った。
  • 研究情報基盤管理室では、情報統括部・医療情報部と協力し、職員の情報セキュリティ教育のためのコンテンツの作成、講習会の開催などを行った。
  • 研究情報基盤管理室では、発表論文に対して疑義照会があった際に、研究者や所属組織が発表論文の検証をできるように、論文関連データを適切なアクセス権限の下で中央管理し、保管されたファイルに対するアクセス・ログを収集することで、誰がいつどのファイルに何をしたかを確認できるファイルサーバの構築を開始し、機能要件や仕様の策定を行った。
  • 研究情報基盤管理室では、情報統括部・医療情報部と協力し、センターに対する標的型攻撃などの種々の情報セキュリティインシデント発生時には、厚生労働省やNISCと連携しながら事実確認および対策を行った。
  • 研究情報基盤管理室では、情報統括部と協力し、岸部新センターにおける研究所共用会議室のプロジェクタ、スクリーン、大型モニタ等の機器整備のために仕様書の作成を行った。
  • 研究企画調整室では、昨年度に引き続き研究開発の推進に必要となる公的研究資金等の外部研究資金、特に国立研究開発法人「日本医療研究開発機構」(AMED)からの外部資金獲得増に向けて、研究計画書等の作成支援、研究班構築調整、臨床研究の推進等を行った。
  • 研究企画調整室では、6NC共同で政策提言機能の充実を図る班研究に携わった。
  • 研究企画調整室では、臨床研究を計画的かつ効果的・効率的に実施するため、臨床研究セミナーや倫理研修等を臨床研究部、先進医療・治験推進部や医学倫理研究室と共同で開催した。
  • 研究安全管理室は、有害薬品とアイソトープを用いた研究活動を支援するために、研究者に対して法令に基づいた教育訓練と安全管理業務、さらには分析機器の保守点検等を通して、研究の質の向上に努めた。

【研究概要】

  • 研究企画調整室では、主に心不全における病態生理の解明及びその病態生理に基づいた治療に関する研究を行っている。
    病態生理の解明には、複雑系の機能解析に必要な工学的手法を用い、また、治療には独自に開発したデバイスの臨床応用を目指した基礎研究を行っている。
    また、心不全予測モデルのシステマティックレビューを行っており、現在論文投稿中である。
  • 研究企画調整室では、心磁図を用いた不整脈器質の検出法の開発を行っており、現在、論文投稿を準備している。
  • 動物実験管理室では、動物福祉に立脚した実験動物の麻酔法の確立や、研究者に対して講習会等を通してその動物実験実施手順などの指導を行った。
    また、実験動物飼養施設をいかに運営していくかが最大の研究テーマそのものでもあり、支援業務と切っても切り離せない関係にあり、結果としてセンターから多くの業績が生まれることが、研究成果であると考えている。
  • 研究情報基盤管理室では、先制医療の実現に向けてこれまで健康データを統一的に表現するICF(国際生活機能分類)の利用可能性を検討してきた。昨年度より商業施設で定期的に健康データ収集を行っているため、本年度は主にそれらのデータをICFで管理するシステム構築と参加パターンの分析および検査結果のデータ分析を行った。
  • 研究情報基盤管理室では、理化学研究所、神戸医療産業都市が進める「健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックス」の一実証事業「公共データ保存の仕組みに関する実証実験」の一部をNTTデータ関西の受託研究として行った。
    具体的には、兵庫県職員の健診データ等を個人が閲覧できる仕組みの構築に向けた、3省4ガイドラインと本実証実験の関係の調査、考察を行った。

2018年の主な研究成果

  • 6NC共同で、わが国における疾患登録システム(患者レジストリ)の在り方と、新たな治験・臨床研究について、横並びで推進している。
  • 6NC共同で政策提言機能については、英国国立医療技術評価機構(NICE)や米国疾病予防管理センター(CDC)を例に我が国との比較研究を行った。
  • 既存の心不全予測モデルのシステマティックレビュー研究論文について第36回日本循環器学会Young Investigator’s Awardを授与された。現在論文投稿中である。
  • 早期再分極症候群の心磁図検査の有用性を示した論文を投稿中である。
  • ICF(国際生活機能分類)を用いた個人健康記録管理システムの構築および定期的な健康イベント実施による健康データ収集の試みおよびデータ分析を行った。
  • 兵庫県内の職員健診、学校健診データ等公共データの利用者側での閲覧を可能とするためのデータ保存の仕組みに関する実証実験において、本実証実験の3省4ガイドラインへの準拠性を調査し考察を行った。
  • 動物実験の社会的理解を得るための情報発信のあり方について大規模な市民アンケート調査を行い、解析し報告するとともに情報発信の方法を検討した。

2018年の主な研究推進支援の活動成果

  • 臨床研究セミナー「臨床研究のテーマ選び ~厚労省・AMEDの経験から~」という題で競争的研究資金を戦略的に獲得するための背景知識について情報提供を行った。
  • 内閣府戦略的イノベーション創造プログラム研究費獲得のための情報収集と支援を行った。
  • IBM Watsonのセンター内での利用基盤の整備を、情報統括部・循環器病統合情報センターと協力して行った。
  • 発表論文に対して疑義照会があった際に、研究者や所属組織が発表論文の検証を行うためのファイルサーバの構築を開始し、機能要件や仕様の策定を行った。
  • 情報統括部、予防医学・疫学情報部と協力し、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」における研究開発課題「AI基盤拠点病院の確立」の研究計画作成を支援した。
  • 倫理委員会(月1回開催)申請等に関する相談業務を行った。
  • センター内部ホームページを活用して、積極的に競争的研究資金の公募情報を提供した。同様に、民間からの助成金に関する情報提供を行った。
  • 動物実験管理室では、動物福祉に立脚した実験動物の麻酔法の確立や実験動物の扱い方法、動物実験実施手順などを、研究者に対して講習会等を通して指導を行った。
  • 実験動物飼養施設の運営そのものが、研究推進支援と考えている。
  • 国循としての動物実験の必要性・重要性を対外的にアピールするとともに、適切な動物実験を実施する施設であるとのコメント外部に発信した。
    この中で特に動物愛護に重点を置き、かつ、動物実験倫理に適した動物実験を推進していることを強調した。
  • 実験動物使用に関し、世界的視野での共同研究に対応すべく体制の構築をした。
  • 実験動物使用に関する教育講習会を年45回開催した。
  • 移転に伴う動物のクリーニング作業の準備を行い、移転後に速やかに対応できるように計画した。
  • 移転に伴う研究者の動物実験に係る不安を取り除くよう尽力した。
  • 研究所における放射線と有害薬品の管理運営を担当し、また教育訓練を実施した。
    RI教育訓練は、放射線障害防止に従った内容で、新規対象者に対して6時間、継続者に対しては3時間行った。年6回開催した。薬品の教育訓練においても、年6回行った。
  • RI施設と薬品使用場所の作業環境測定を実施し、適正使用が行われているものか点検・指導を行った。
    作業環境測定は、RI施設が月1回、薬品室が年2回実施した。排気・排水装置の点検は、月1回行った。
  • RI廃棄物の仕分けと薬品廃液の処理を行った。処理回数は、年4回であった。
  • 新国循RI施設申請に当たり、原子力規制委員会のヒアリングを受けた。申請書を提出し、現存のRI施設を廃止する手続きも併せて進めた。
  • 電離則に従って、放射線内部被ばく算定を行った。
  • 放射線障害防止法の改正及び新国循RI開設に伴い、予防規程の見直しやセキュリティ対策強化などについて対応した。
  • 法令に従って、研究所放射線安全管理委員会を開催した。

研究業績

  1. Kawada T, Turner MJ, Shimizu S, Kamiya A, Shishido T, Sugimachi M. Tonic aortic depressor nerve stimulation does not impede baroreflex dynamic characteristics concomitantly mediated by the stimulated nerve. American Journal of Physiology-Regulatory Integrative and Comparative Physiology. 314, R459-R467, 2018.
  2. Kawada T, Shimizu S, Hayama Y, Yamamoto H, Saku K, Shishido T, Sugimachi M. Derangement of open-loop static and dynamic characteristics of the carotid sinus baroreflex in streptozotocin-induced type 1 diabetic rats. American Journal of Physiology-Regulatory Integrative and Comparative Physiology. 315, R553-R567, 2018.
  3. Honda S, Nagai T, Nishimura K, Nakai M, Honda Y, Nakano H, Iwakami N, Sugano Y, Asaumi Y, Aiba T, Noguchi T, Kusano K, Yokoyama H, Ogawa H, Yasuda S, Anzai T; NaDEF investigators. Long-term prognostic significance of urinary sodium concentration in patients with acute heart failure. International Journal of Cardiology. 254, 189-194, 2018.
  4. Nakano H, Nagai T, Sundaram V, Nakai M, Nishimura K, Honda Y, Honda S, Iwakami N, Sugano Y, Asaumi Y, Aiba T, Noguchi T, Kusano K, Yokoyama H, Ogawa H, Yasuda S, Chikamori T, Anzai T. Impact of iron deficiency on long-term clinical outcomes of hospitalized patients with heart failure. International Journal of Cardiology. 261, 114-118, 2018.
  5. Hamatani Y, Nagai T, Nakai M, Nishimura K, Honda Y, Nakano H, Honda S, Iwakami N, Sugano Y, Asaumi Y, Aiba T, Noguchi T, Kusano K, Toyoda K, Yasuda S, Yokoyama H, Ogawa H, Anzai T. Elevated Plasma D-Dimer Level Is Associated With Short-Term Risk of Ischemic Stroke in Patients With Acute Heart Failure. Stroke. 49, 1737-1740, 2018.
  6. Shimizu S, Une D, Kawada T, Hayama Y, Kamiya A, Shishido T, Sugimachi M. Lumped parameter model for hemodynamic simulation of congenital heart diseases. The Journal of Physiological Sciences. 68, 103-111, 2018.
  7. 鍵山 直子, 塩谷 恭子, 水島 友子. 厚生労働省の所管する実施機関における動物実験等の実施に関する基本指針. 臨床免疫・アレルギー科. 70, 636-641, 2018.

過去の業績

最終更新日:2022年10月18日

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