医学統計研究部
研究概要
循環器病を解明し、その治療法や予防法を確立していくために、「根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine)」を発展させていくことが不可欠です。これは、最善の根拠・医療者の経験・医療を受ける方の価値観を統合して、患者さんにとってより良い医療を目指そうとする考え方です。これを達成するためには、最新のデータ科学(データサイエンス)的アプローチが必要不可欠となりつつあります。医学統計研究部では、この目的を達成するための統計科学の研究を行うと共に、最先端の統計学の方法論を応用することにより、革新的な医療を構築していくことを目標としています。
研究テーマ
- 統計学的因果推論と強化学習のアイデアを応用した動的治療方針の推定問題
- 疾患の進行や治療効果の予測モデルの構築のための研究
- 効率的に医療エビデンスを導出するための臨床研究デザインに関する研究
- 医薬品・医療機器開発における合理的な評価と意思決定のための統計的方法の研究
- 生存時間解析に関連する統計学的問題の解決を目指した研究
- DPCデータ、NDBなどのレセプトデータを用いたリアルワールドエビデンスの構築と活用
- 臨床研究(特に観察研究および疫学研究)における統計解析の実施
最終更新日:2022年05月31日