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研究推進支援部

動物実験管理室

動物実験管理室

医学研究の進歩にとって、動物実験の果たしてきた役割は大変重要です。動物実験管理室は、研究支援業務として動物実験を行う研究者が科学的かつ倫理的で、さらに動物愛護・福祉を念頭に置いた動物実験を、安全にかつ安定して実施できることを目指しています。また、実験動物にとってすごしやすい環境の構築を進めています。実験動物診療施設として積極的に実験動物の疾病予防・治療に努めています。実験動物医学という総合科学技術を駆使して、ヒトの健康へ動物実験が寄与出来るように、研究所の研究活動を大いに支援しています。

  • 動物管理に関わる業務
  • 動物実験・実験動物に関する知識と技術に関わる業務
  • 飼育施設

動物管理に関わる業務

実験動物の検収、検疫、健康観察、給餌、給水、飼育ケージの洗浄・滅菌、動物実験施設内の清掃と消毒、動物飼育室の環境測定、実験動物の運搬、異常動物の実験者への通知並びに治療、凶暴な動物の馴化・保定を行っています。さらに、イヌに対する狂犬病ワクチンの投与と登録等の手続き、SPFマウス・ラットの微生物モニタリングなどを行っています。また、マウスのクリーニング(SPF化)、遺伝子改変マウス(トランスジェニックマウスやノックアウトマウス)の作製と維持管理、循環器病関連遺伝子改変マウスのバンク化(受精卵、精子の保存)なども行っています。

動物実験・実験動物に関する知識と技術に関わる業務

国内外の実験動物学会および関連学会・研究会などに積極的に参加して、最新の専門分野の知識や、特に実験動物福祉・実験動物倫理に関する情報を獲得し、実験動物技術者の指導と教育、実験者に対する情報供給・指導・教育を行っています。動物管理室には実験動物学や獣医学の雑誌や専門書をそろえ、研究者の質問に対して共に解答を求める努力をしています。また、動物愛護・福祉の実践が最重要との考えから、実験手技・術後疼痛コントロールを含めた管理・適切な麻酔法や周術期管理等の指導を行っています。実験動物の疾病治療も積極的に行い、苦痛の軽減に努めています。

飼育施設

研究所1階・地下1階の2フロアに中大動物エリア、1階小動物エリア、地下1階小動物エリアがあります。また、検疫室、飼育室、繁殖室、洗浄室、滅菌室、処置室、手術室、集中治療室、術後飼育室、遺伝子改変動物飼育室、胚操作実験室、細胞操作実験室など生理実験室をはじめとする各種実験室から構成されています。施設に収容可能な匹数・ケージ数は次の通りです。

ビーグル・ヤギ・ウシ・ブタなど大動物飼育エリア(112頭)、サル(15匹)、ウサギ(33羽)、げっ歯類(10058ケージ)

最終更新日:2023年02月03日

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