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研究推進支援部

2016年の業績

支援業務概要

  • 研究企画調整室と研究情報基盤管理室では、国循情報システムへの人工知能(AI)実装へ向けて、その基盤構築およびIBM人工知能の院内疾患レジストリを用いた辞書チューニング等を実施した。
  • 研究企画調整室では、研究開発の推進に必要となる公的研究資金等の外部研究資金、特に国立研究開発法人「日本医療研究開発機構」(AMED)からの外部資金獲得増に向けて、研究計画書等の作成支援、研究班構築調整、臨床研究の推進等を行った。特に、来年度の予算獲得に向けて、上記AIを用いた研究計画の作成を支援した。
  • 研究企画調整室では、6NC共同のクリニカル・イノベーション・ネットワーク(CIN)のメンバーとなり、わが国における疾患登録システム(患者レジストリ)に寄与した。
  • 研究企画調整室では、臨床研究を計画的かつ効果的・効率的に実施するため、臨床研究セミナーや倫理研修等を臨床研究部、先進医療・治験推進部や医学倫理研究室と共同で開催した。
  • 動物実験管理室では、センターで実施される動物実験について実験動物の福祉向上・研究の透明性の確保・研究の信頼性の向上に努め、適正な動物実験の実施を心掛け、研究者が安全に安心して研究に没頭できるよう基盤整備を行い、また適宜、指導を行った。
  • 動物実験管理室では、法令対応のため「動物の保護及び管理に関する法律」改正に伴う情報収集、実験動物・動物実験に関わる他組織との情報交換を行い、施設の今後について検討した。さらに移転後の施設に関して情報収集するとともに研究者のニーズにこたえるべく移転後の施設の設計に関与した。
  • 研究情報基盤管理室では、当センターにおける循環器病及び関連疾患の診断・治療・予防などの研究活動が効率的に行われるよう、研究情報基盤であるNCVCネット研究所セグメントの運用に必要な支援活動を行った。
  • 研究安全管理室は、有害薬品とアイソトープを用いた研究活動を支援するために、研究者に対して法令に基づいた教育訓練と安全管理業務、さらには分析機器の保守点検等を通して、研究の質の向上に努めた。

研究概要

  • 研究企画調整室では、主に重症心不全における病態生理の解明及びその病態生理に基づいた治療に関する研究を行っている。病態生理の解明には、複雑系の機能解析に必要な工学的手法を用い、また、治療には独自に開発したデバイスの臨床応用を目指した基礎研究を行っている。
  • 研究企画調整室では、新しい心臓モデルの開発に着手した。特に、最近話題となっている左室収縮能が保持された心不全いわゆるHFpEFの診断に寄与すべく、新しい心室粘弾性モデルの作成を行っている。
  • 動物実験管理室では、動物福祉に立脚した実験動物の麻酔法の確立や、研究者に対して講習会等を通してその動物実験実施手順などの指導を行った。また、実験動物飼養施設をいかに運営していくかが最大の研究テーマそのものでもあり、支援業務と切っても切り離せない関係にあり、結果としてセンターから多くの業績が生まれることが、研究成果であると考えている
  • 研究情報基盤管理室では、電子カルテシステム内に蓄積された所見・報告書・サマリなどのテキスト情報から、自然言語処理および機械学習を用いて、Major Adverse Cardiac Event(MACE)とよばれる主要有害心血管イベントを予測するモデルの構築を開始した。
  • 研究安全管理室では、「両生類を用いた組織再生のメカニズム」と「大動脈リモデリングの機構」を調べた。

2016年の主な研究成果

  • 6NC共同で、わが国における疾患登録システム(患者レジストリ)の在り方と、新たな治験・臨床研究について、横並びで推進している。
  • 独自に開発した循環平衡理論による、左室補助人工心臓(LVAD)装着症例におけるリバースリモデリング予測に関して、検討を加えている。
  • 重症心不全症例における心臓リハビリテーション促進のため、市販フットスパを用いた、新しい温熱療法を開発し、現在研究成果をまとめている。
  • 左心室の粘性と弾性を分離して評価する方法を開発した。
  • 当センター電子カルテから、自然言語処理可能な情報の抽出を試みたが、対象となる報告書・サマリなどには、PDFフォーマットで保存されているものが多々有り、前処理としてOCRなどが必要であることが分かった。
  • イモリの組織再生の仕組みを調べた。2次元電気泳動とde novoシーケンスの解析から、いくつかのタンパク質を同定し、その中にはマウスの筋管細胞を脱分化させる作用のあるものを見出した。
  • 哺乳動物の胚(胎児)発生に、母親の免疫系の関与があるものかを大動脈形成の過程で調べた。その結果、今までの報告して来たCa/NFATシグナリングの異常ばかりでなく、プロトンポンプの機能障害でも、胚の左右軸反転を誘導できることを明らかにし、国際誌に受理された。

研究業績

  1. Yasuda S, Nakao K, Nishimura K, Miyamoto Y, Sumita Y, Shishido T, Anzai T, Tsutsui H, Ito H, Komuro I, Saito Y, Ogawa H. The Current Status of Cardiovascular Medicine in Japan - Analysis of a Large Number of Health Records From a Nationwide Claim- Based Database, JROAD-DPC. Circulation Journal. 80, 2327-2335, 2016.
  2. Shimizu S, Kawada T, Une D, Shishido T, Kamiya A, Sano S, Sugimachi M. Hybrid stage I palliation for hypoplastic left heart syndrome has no advantage on ventricular energetics: a theoretical analysis. Heart and Vessels. 31, 105-113, 2016.
  3. Shimizu S, Kawada T, Une D, Fukumitsu M, Turner MJ, Kamiya A, Shishido T, Sugimachi M. Partial cavopulmonary assist from the inferior vena cava to the pulmonary artery improves hemodynamics in failing Fontan circulation: a theoretical analysis. Journal of Physiological Sciences. 66, 249-255, 2016.
  4. Shimizu S, Akiyama T, Kawada T, Sata Y, Turner MJ, Fukumitsu M, Yamamoto H, Kamiya A, Shishido T, Sugimachi M. Sodium ion transport participates in non-neuronal acetylcholine release in the renal cortex of anesthetized rabbits. Journal of Physiological Sciences. Epub ,2016.

過去の業績

最終更新日 2017年08月21日

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