国立循環器病研究センター

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医療人の育成

心臓血管内科部門(肺循環科) 概要

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概要

肺循環科は、肺循環疾患の診療と研究に特化した我が国では極めてユニークな診療グループである。肺循環疾患とは、各種の肺高血圧症、急性・慢性肺血栓症(静脈血栓塞栓症)とこれに関連する右心不全、成人先天性心疾患が含まれる。これらの疾患例の大半は難病に属し、難治性である。通常これらの疾患は症例数が比較的少ないため研修できる施設が少ないが、当肺循環科では日本で有数の実際の症例を通じて、これらの疾患の血行動態、病態把握を習熟し鑑別診断・重症度評価と適切な治療を行うための知識と技術の習得を目的とした研修が可能である。この研修で国内だけでなく国際的に通じる肺循環疾患の基本的な臨床の診療技術、治療技術を身に着けることを目標とする。近年発展してきている慢性血栓塞栓性肺高血圧症における肺動脈バルーン形成術や心房中隔欠損症のカテーテル閉鎖術等の成人先天性心疾患におけるカテーテル治療等の技術も各自の希望に併せて習得することも目標とする。当科へは国外からの短期研修者も多く、また英語による症例ディスカッションも各3ヶ月のクール毎に行なっており、英語に置ける疾患の説明やディスカッションを学ぶことも可能である。

対象:主に医師5年目~10年目
キーワード:肺循環、肺高血圧症、肺動脈性肺高血圧症、右心カテーテル検査、エポプロステノール持続静脈注射療法、アップフロント治療、慢性血栓塞栓性肺高血圧症、肺動脈造影検査、心臓MRI、肺動脈内膜血栓摘除術、肺動脈バルーン形成術、BPA、遺伝性出血性毛細血管拡張症、HHT、オスラー病、成人先天性心疾患、肺移植、右心機能、遺伝子検査、BMPR2、ALK1

関連資格:日本循環器学会 循環器専門医(日本循環器学会認定 循環器専門医研修施設)、日本肺循環、肺高血圧症学会、日本心血管インターベンション治療学会

最終更新日:2021年09月26日

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