国立循環器病研究センター

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国循について

センター概要

循環器病

心臓、血管などの循環器の機能が何らかの原因で破綻し、正常に働かなくなる状態が循環器病です。心臓病、脳卒中、大動脈を含めた血管疾患、高血圧症などが代表的な疾患で、広義には糖尿病や脂質異常症、その結果として起こる腎臓病なども含みます。

循環器病は日本人の三大死因のうちの二つ(心臓病、脳卒中)を占めています。そのため、国家戦略として循環器病の克服に向けた取組が推進されています。

組織と特徴

当センターは「病院」「研究所」「研究開発基盤センター」の3部門からなり、これら3部門を一体として運営していることが大きな特徴です。病院は、「心臓血管部門」と「脳血管部門」が併設され、連携して最先端の医療を提供している世界的にも稀有な施設です。2019年4月に設立された「オープンイノベーションセンター」は、臨床研究と疫学調査の推進、知的資産の活用など複合領域の研究を推進しています。

近年の活動

循環器病の急性期医療に積極的に取り組む中で、新たな治療法の開発や救急医療体制の整備などを推進しています。心臓移植をはじめとする高度な医療分野においても、国内外で指導的役割を果たしています。慢性期疾患や生活習慣病にも取り組み、時代に即した標準的医療モデルの提示も重要な任務の一つとしています。また、科学的根拠に基づいた病気の予防や健康の維持・増進のために、20年以上にわたる長期的かつ大規模な追跡調査なども実施しています。さらに、医療政策を牽引する上で特に重要な人材育成については、センターが国内外の有為な人材の育成拠点となるよう、モデル的な研修及び講習の実施と普及とに努めています。

シンボルマーク

国循マーク 人と人や、医師と患者といったたくさんの出会いや支え合いが生み出す無限の相互作用の循環を向かい合う 【&】 の形で表現しました。青と赤のカラーは、静脈と動脈を示すと同時に脳と循環器、知性と情熱、医療と研究といった異なる要素の相互触発と協力を象徴しています。

病院

心臓病と脳卒中の両者を対象とした世界でも稀有な最先端の大規模医療・研究施設です。病院は特定機能病院(一般の病院などから紹介された高度先端医療行為を必要とする患者に対応する病院として厚生労働大臣から承認)です。

病床数 550床

<主な診療分野>

心臓病、補助人工心臓と心臓移植、脳卒中、生活習慣病、小児循環器疾患、産婦人科、予防健診 など

研究所

世界最先端の人材と機器を駆使し、循環器病の解明と診断・治療・予防法の開発に向け、病院と連携しながら世界でも類をみない研究を行っています。

<主な研究分野>

  • ペプチド・タンパク質医科学
  • ゲノム医科学
  • 再生医科学、人工臓器開発
  • ナノメディスン
  • 生理機能と画像解析 など

オープンイノベーションセンター

病院と研究所が連携して取り組むことが求められている複合領域における研究推進によって循環器疾患の研究開発基盤の構築をめざします。

<主な研究推進分野>

  • 臨床研究や治験と疫学調査の推進
  • 知的資産活用
  • 情報基盤整備と研究企画策定
  • 上記を支えるトランスレーショナル研究基盤整備 など

最終更新日:2021年09月28日

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