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脳血管部門(脳血管内科・脳神経内科) 専門修練医コース 概要

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概要

急速に到来した超高齢社会において脳卒中や各種神経疾患患者は増加の一途をたどり、わが国における最大の主要な死亡・寝たきりの要因となっている。超急性期脳梗塞への静注血栓溶解療法や血管内治療、新しい抗血栓薬の承認脳卒中ケアユニット整備など脳卒中診療を取り巻く環境は大幅に改善されつつあるが、 その診療を支える人材は圧倒的に不足している。さらに、脳卒中に関連する認知症、てんかん、パーキンソン症候群など慢性期病態の増加から、脳血管内科医・神経内科医が果たす役割はますます大きく、今後の需要もきわめて大きい。当センターにおける脳血管内科・脳神経内科専門修練医カリキュラムは、これらの現状を鑑み、脳血管内科では脳卒中内科医として特に脳卒中急性期診療を中心に脳血管障害全般を深く診療し、脳神経内科では神経内科医として脳卒中関連疾患群にも対処しながら、脳卒中医としての幅広い診療能力を習得することを目指している。

本コースでは、脳卒中に対する急性期および慢性期実地診療、医育機関における臨床研究や教育を支える人材を育成することを目的に、わが国における最先端の脳卒中の診療技術の習得に加えて、広く他の循環器疾患、救急疾患、リハビリテーション医学を含めた領域の知識の習得と実地研修を行うべく作成されている。当センターでは年間1000例を超える急性 脳疾患の救急搬送症例に対して、迅速な診断と治療を選択できる能力を磨けるように、経験豊富な脳卒中専門医が日々工夫を凝らして指導し、よりよき臨床医を育ててきた。注目度の高い超急性期のrt-PA静注療法、血管内治療は、各々年間約120例、約80例に行っており、全国でもトップの実績をあげている。rt-PA静注療法に対してはレジデントを中心とした多職種でシュミレーション等を行うことで効率を上げる一方で、超急性期の主幹動脈閉塞に対する脳血管内治療に対しては専従チームを構成し、症例を集積することで高い効果を上げている。脳卒中集中治療室(Stroke Care Unit)および脳卒中病棟(Stroke Unit)では多職種診療チームによる管理を行い、適切な神経学的評価による症状進行や再発への早期からの対応、積極的な急性期リハビリテーション、嚥下評価および適切な栄養選択による肺炎予防、排尿障害への適切な対処、廃用症候群などの合併症予防を行い脳卒中患者の転帰改善に繋げている。脳卒中急性期リハビリテーションへの新たな取りくみとして、下肢装着型ロボットの導入も開始した。脳卒中の慢性期にみられる認知症、てんかん、パーキンソン症候群に対する診療にも着実に成果を上げている。さらに前向き臨床研究や国際共同臨床試験に参加し、学会や医学雑誌を介して国内・国外に情報発信を行えるように指導を行っている。当科で行った研究を主題として、連携大学院制度を活用した医学博士号の学位取得も、可能である。

最終更新日 2017年06月15日

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