Unstable angina
冠動脈病変の血管内超音波像
急性心筋梗塞のカテーテル治療(右冠動脈)
冠動脈狭窄
心筋梗塞同様に、生活習慣病(高血圧症、糖尿病、高脂血症、肥満)のある方、喫煙やストレスの影響が不安定狭心症発症のリスクを高めます。また遺伝的素因等も認められる為、血縁のかたで心筋梗塞既往がある場合はリスクが高くなります。
歯や下顎や頸部、肩、左腕など痛みを感じる部位は、人によって異なります。
といった症状が見られることがあります。安静時でも痛みが出現するようになった場合、持続時間が徐々に長くなっている場合、発作回数が増えている場合は心筋梗塞発症の危険性が非常に高い状態であり、すぐに受診する必要があります。
他の疾患との鑑別・治療方針の決定のため、検査が必要ですが、運動負荷試験など冠動脈に負荷のかかる検査を避ける必要があります。
一般的には、以下の検査を行います。
胸痛の症状が心臓以外の場合、例えば肺、肋骨のばあいにレントゲン検査は有用です。心臓の大きさ、肺の血液がうっ滞しているかどうかを調べ心臓の状態を確認します。
狭心症の発作時・発作が起こっていない時の心電図を比較し、どの部位で心電図に異常があるのかを調べます。
心臓の壁運動の低下がないかを検査します。
生化学的マーカーやコレステロールの値や血糖値などを調べ、狭心症の原因を探ります。また、心筋に特異的な酵素が上昇していないかどうかを確認します。
心拍に合わせ心臓の撮影を行う造影CT検査で,主に心臓を栄養する血管である冠動脈を調べます。カテーテルをつかった冠動脈造影検査と比較して、非侵襲的な検査なので外来で行う事が可能です。しかしながら、腎臓の悪い方や、造影剤アレルギー、喘息の方に対し行う際には特別な処置が必要となる事があります。
冠動脈コンピュータ断層撮影装置(冠動脈CT)を検査のCTについて
手首や鼠径部からカテーテルを用いて、冠動脈の狭窄の有無・血流を調べます。確定診断を行うには、この心臓カテーテル検査が不可欠となります。
心筋梗塞のリスクが低い場合
症状に合わせ薬を内服して頂きます。
※既往歴や、患者様の普段内服されている薬、症状により使用する薬は異なります。
心筋梗塞のリスクが高い場合
なるべく早いタイミングで、冠動脈CTや冠動脈造影検査を行い血管内の狭窄部位を確認します。造影検査にて経皮的冠動脈インターベーション(PCI)の適応を判断します。経皮的冠動脈インターベーションの実施が困難な場合は、冠動脈バイパス術など外科的手術を実施する場合もあります。
その他疾患や実績については以下よりご確認ください。
Acsess
〒564-8565 大阪府吹田市岸部新町6番1号
虚血性心疾患の検査として、近年ではマルチスライスCT検査での冠動脈評価の精度が向上し、外来で冠動脈の解剖学的な評価が可能になりました。
※緊急受診について
以下のような症状が出ている場合は緊急にかかりつけ医を受診ください。
医師から処方されている(ニトログリセリンなどの)舌下錠を3回舌下しても症状があるとき発作が頻回に起こるようになってきたとき
※夜中でも「朝まで・・・」と我慢する必要はありません。
※外来の日が近くても、上記のような症状があったら、すぐにかかりつけの病院に連絡して下さい。