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国立循環器病研究センター 冠疾患科
国立研究開発法人国立循環器病研究センター 
法人番号3120905003033
〒564-8565 大阪府吹田市岸部新町6番1号 
電話:06-6170-1070(代)

当科について

About us

狭心症、急性心筋梗塞、心不全に対する的確な診断と高度な治療
再発予防のための薬物治療・心臓リハビリテーションなど最新の治療を提供しています。

ごあいさつ

副院長/診療部長 野口 輝夫 副院長/診療部長 野口 輝夫

副院長・心臓血管内科 心臓血管内科部門冠疾患科・血管科・集中治療科 部長

野口 輝夫

平成26年(2014年)からは国立循環器病研究センター心臓血管内科部門冠疾患科・血管科・集中治療科部長となり、地域の医療機関から、何故、国立循環器病研究センター(以下、国循)に紹介していただけるのか?ということを考える側に立つこととなりました。

当科は諸先輩方の流れを引き継ぎ、①高度かつ最新の循環器集中治療、およびカテーテル治療の提供とサポート(PCIを始めTAVI、MitraClip)、②最適治療を目指した心臓外科・血管外科とのハートチームの運営、③心臓だけに特化しない、脳・腎・下肢動脈を含めたTotal Vascular Careの提供、そして④世界標準の臨床研究の推進とエビデンスの構築を4本柱としてまいりました。
そして令和元年(2019年)7月、国循は岸部の地へ移転し、健都の愛称のもと「健康・医療のまちづくり」の中核拠点となりました。このたび、副院長の職を命ぜられたのを機に、私は5本目の柱として“地域に根ざした病診連携の強化”を加えたいと思います。

先生方のご期待に応えられる高度な治療と診断技術の質の担保のためには、教育・指導に加えて、担当医として経験する症例数が何より大事であると思っております。ご紹介を受けた多数の症例をきめ細かく診て・治療し、そして地域の先生に継続して加療頂きながら地域の循環器診療の質の向上を目指してまいります。先生方に「やはり、国循に紹介してよかった。」と言っていただけるようにスタッフ一同精進してまいりますので、何卒ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

心臓血管内科部門冠疾患科・血管科・集中治療科について

心臓血管内科部門冠疾患科・血管科・集中治療科について

心臓血管内科部門冠疾患科・血管科・集中治療科では、狭心症に対する的確な診断と高度な治療、急性心筋梗塞の緊急治療と再発予防のための薬物治療・心臓リハビリテーション、急性および慢性心不全に対する最新の治療、原因不明の胸痛や呼吸困難の患者さんの原因の解明と最適な治療、CT(コンピューター断層撮影)・MRI(核磁気共鳴法)などを用いた心臓病の画像診断、虚血性心疾患や慢性心不全の患者さんの体力回復と再入院防止をめざす運動療法など、ひとりひとりの患者さんに合わせた、最適な診断と治療を治療を提供しています。

当科の特徴

  • 最先端の機器とエビデンスに基づいた最良の治療

    最先端の機器とエビデンスに
    基づいた最良の治療

    国内唯一の循環器に特化した国立病院のため、最新の機器が導入されています。また最新機器を使いこなすことができるレベルが高い循環器専門師が全国から集まっています。

  • 心臓血管外科と密に連携した最適な治療

    心臓血管外科と密に連携した
    チーム医療

    内科分野だけではなく、外科においても国内トップレベルのオペ件数と実績を誇っています。外科チームと常に連携して、患者さんにとって最適な治療の選択肢を提供しています。

  • 国内の循環器をリードする若手医師の育成

    循環器をリードする
    若手医師の育成

    当科ではチーム医療を確立し、マンツーマンで経験豊富な医師が若手を指導しています。全国から招集されたトップレベルの医師による指導に加え、多数の症例を経験する環境を整え、今後の循環器分野をリードする若手医師の育成に力を注いでいます。

  • 治療内容

    循環器救急医療(救急外来)

    救急医療は地場産業に例えられ、その地域にある医療資源に基づき求められる内容が異なります。救急外来の最大の特徴はカテーテル室と直結していることで、24時間365日カテーテル治療・機械的循環補助を含めた質の高い心臓血管系集中治療(Critical Care Cardiology)を提供できることです。
    地域の先生方には是非ともこの医療資源を最大限にご活用頂き、先生方と共に最先端の循環器救急医療を実践していきたいと思います。緊急時のご紹介にはホットラインをご利用下さい。

  • 急性心筋梗塞に対する再灌流療法(カテーテル室)

    当科は軽症から重症に渡る全ての急性心筋梗塞に対して緊急冠動脈造影・冠血行再建術(経皮的冠動脈インターベンション術・冠動脈バイパス術)を行う体制を整えております。令和1年度は272名の急性心筋梗塞患者が入院されました。急性心筋梗塞、特にST上昇型心筋梗塞における早期の責任冠動脈に対する経皮的冠動脈インターベンション術(プライマリー PCIといいます)は長期予後を改善させるために重要です。

    プライマリーPCIは発症からできるだけ早期に心筋梗塞責任冠動脈を再灌流させることにより、時間経過と共に壊死していく心筋を救出するためにあります。ここ数年では約80%の患者さんに当院到着時から90分以内にプライマリーPCIによる再灌流療法が施され、院内死亡率は6%前後の重症度です。また心電図変化に乏しい心筋梗塞(非ST上昇型急性心筋梗塞)においても危険度に応じた早期の冠動脈造影CTないしは侵襲的冠動脈造影を行い、必要時には速やかに冠血行再建術を行なっています。

  • 集中治療(CCU)

    当院では内科系の心臓血管系集中治療室を計18室有しております(CCU6床、 HCU12床)。当集中治療室では緊急冠動脈造影のみならず経皮的循環補助装置(大動脈バルーンポンプ法 (IABP)、PCPS, Impella) および人工呼吸器、持続的血液浄化法(CHDF)の全てが使用可能です。

    急性心筋梗塞のみならず、急性心筋炎、弁膜症、心筋症、肺塞栓症などによる急性非代償性心不全・最重症の心原性ショックに対して心臓血管外科、不整脈専門医、肺循環専門医、内科弁膜症専門医、心臓移植専門医と共に協調して救命を目指しています。

  • 冠疾患治療

    虚血性心疾患の慢性期診療では、CT・MRI・心筋シンチグラフィー・PETなどの非侵襲的画像診断や心エコー・運動負荷心電図・冠血流予備能(CFR)などの生理機能検査を活用し、適応を考慮した上で冠動脈造影による侵襲的評価を行っています。冠動脈造影では、冠血流予備量比(FFR)による虚血評価を積極的に実施し、ハートチームディスカッションを通じて虚血の証明に基づいた血行再建方針の決定を行っています。

    経皮的冠動脈インターベンション(PCI)では、IVUS・OCT・NIRSなどの血管内イメージング技術を駆使し、高度石灰化病変ではロータブレーターやオービタルアテレクトミーといった特殊デバイスを併用しながら、至適血行再建を目指しています。また近年は、重症大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)にも関わっています。至適薬物治療や心臓リハビリテーションを含め、エビデンスに基づいた医療を重視し、虚血性心疾患や慢性心不全患者さんの予後改善を目指しています。

  • 末梢血管内治療

    スタッフ医師2名で重症下肢虚血症例・下肢閉塞性動脈硬化症に対する治療に取り組んでいます。
    下肢閉塞性動脈硬化症は、糖尿病や高血圧、高脂血症や肥満、喫煙習慣などが危険因子となります。また、食生活の欧米化と急速な高齢化社会の到来により疾患数の増加が指摘されています。

    診断方法に関しては、生理機能検査技師との連携により低侵襲な下肢動脈エコー、 ABI検査にてスクリーニングを行っております。疾患が指摘された場合、以前は動脈にカテーテルを挿入して血管造影を行なうことにより確定診断を行なっていましたが、マルチスライスCTの発達により、造影剤の静脈内投与だけで安全に低侵襲で病変部位、性状の把握をできるようになっております。
    治療法に関しては内科的な抗血栓療法、脂質低下療法を基本とし、積極的な治療が必要な場合は下肢動脈インターベンションを選択しております。

  • 心臓リハビリテーション

    心臓病を発症すると、心臓の機能低下と安静の影響で体力が低下すると共に、今後どの程度まで運動していいのかわからない、という不安感も生じます。心臓リハビリテーションでは、退院後の社会復帰に向けて、専門スタッフの指導と監視のもと、安心・安全に運動療法を実施し、体力を回復させ、自信を取り戻すことができます。歩行や自転車エルゴメータなどの有酸素運動を基本とし、筋力が低下していれば軽い筋力トレーニングも併用し、患者の心機能と体力に応じて徐々に運動の時間や強度を伸ばしていきます。

    開始時と3ヵ月後に心肺運動負荷試験(CPX)を実施し、運動療法の効果を確認するとともに、患者さんごとに最適な運動量や強度を設定します(運動処方)。さらに、心筋梗塞・狭心症、心不全悪化の再発予防に向けて、個別指導や集団講義で予防法を学び実践していくことができます。外来患者でも条件を満たせば参加できます。
    ご紹介宜しくお願い申し上げます。

  • 緊急ホットライン

    24時間365日 (時間外対応)

    脳卒中 SCU

    06-6170-1838

    心臓疾患 CCU

    06-6170-1839

    産婦人科 入院・受診

    06-6170-1842

    専門医療連携室
     TEL: 06-6170-1361(直通)

    [平日 午前9時~午後5時] 

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