かるしおとは?
かるしおとは、国立循環器病研究センター(国循)が推奨する「塩をかるく使って美味しさを引き出す」減塩の新しい考え方です。
国循では、研究成果やノウハウを社会へ還元するための取り組みとして、「知的資産の把握・発掘」を行っています。その成果の一つが「かるしお」です。
国循では、食事も循環器病の予防や治療の一環と考え、栄養バランスを兼ね備えつつ食塩を控えた美味しい病院食を提供してきましたが、入院患者さんしか食べることができず、「退院後も、家で同じ減塩食が食べたい」という声が多く寄せられていました。
この要望に応えるため、国循弁当の販売や減塩レシピの書籍化、料理教室の開催などの活動を行ってきた結果、それらを通じて、かるしおの考え方がコンセプト化されました。
かるしおの取り組み
かるしお認定制度
「かるしお認定基準」に基づいて食品事業者から申請のあった商品の審査を実施し、美味しさと栄養バランスを兼ね備えた商品に対して「かるしお認定マーク」の表示を認める制度です。
総認定件数はすでに540件を突破し、現在も増え続けています。また、認定された企業様と一丸となってかるしおのイベントも行なっています。店頭にて、かるしお認定商品の販促に活用できるPOP等も作成しております。詳しくはかるしお商標等審査委員会事務局までお問い合わせください。
かるしおレシピ本
入院患者さんに提供している減塩料理をレシピ本にいたしました。「国循のかるしおレシピ」は、シリーズ売り上げ累計38万部のベストセラーとなり、全国の書店などで好評発売中です!
エス・ワン・グランプリ大会
循環器病予防に向けた地域での取り組みの支援を目指し、 おいしい減塩レシピを発掘するためのレシピコンテストです。
※S-1gとは、塩(Salt)を1g減らそう(-1g)という意味です。
かるしおプロジェクトの食育
国循では、各所と協力・連携し、かるしおプロジェクトの食育にとりくんでいます!
最終更新日 2024年12月13日